三木:では皆さん、僕が見逃したThe XXを大いに語ってください。
長谷部:ゆっくり移動してたから半分ぐらいしか聴けなかったんだけど、スゴかったよ。パンパンのグリーンで、いつもの静謐でミニマムな曲を演ってるんだけど、とにかく会場の熱量がすごくてさ。海外でスタジアムクラスの会場でやってるバンドになったってことを改めて実感したライブだったかな。
羽賀:去年、豊洲 PITで見た時と全然違いましたよね。豊洲のときはアルバムのリリース前で、ツアーにも入る前だったこともあるかもしれませんが、約半年間で大きく成長したんだな、と。
三木:僕も豊洲PITのライブは見に行っていて、その時は良くも悪くも音源通りなイメージだったんですが、今回は評判がすこぶる良くて。あぁ、やっぱり見たかったな……。
長谷部:半年で大きく変わったよね。パフォーマンス力っていうのかな。場の空気も含めて演出出来るようになった気がする。
三木:豊洲の時は、ホワイトの方がハマりそうなイメージだったんですけどね。
長谷部:あぁ、そうそう。でも、今回はグリーンでやって大正解。
三木:野外フェスにハマるのは意外でした。あとは、BEAMSとのコラボアイテムを身に着けている人も良く見かけたし、初日のラインナップの中では、若い層の集客に一役買ったと言えるんじゃないでしょうか。えぇ、僕はライブを見られなかったんですけどね。
羽賀:Romyが語りかける一つひとつの言葉が繊細で優しさに溢れていて、ウルっときましたよ。
長谷部:RADWIMPSとTHE XXの存在は、若い子にとって大きかったよね。
三木:あぁ、そういえばこの日の夜、RADWIMPSの野田洋次郎さんがパレスにいたんですけど、ファンの子がものすごく嬉しそうに喋りかけていて。それを見て、改めてフジロックって良いフェスだなって思いましたね(笑)。
長谷部:Richard James(APHEX TWIN)も会場をウロウロしてたらしいしね。あの人が普通にそこらへんにいるって、ちょっとビックリする。
羽賀:Richard Jamesの顔、あのジャケットのイメージしかないです。友達が満島ひかりさんに握手をしてもらってたな〜。
三木:そういうライブ以外の楽しみもフジロックの大きな魅力の1つですよね。