羽賀:その後は、長谷部さんと一緒にフィールド・オブ・ヘブン(以下、ヘブン)の原子神母〜PINK FLOYD TRIPS~に行きました。
長谷部:木曜日の夜、キャンプサイトでやったトークショーのゲストの人が「これ面白そう」って教えてくれたんだよね。メインでやっているのが、レベッカやレッド・ウォーリアーズのギターだった木暮”shake”武彦さんなんだけど、まず、SHAKEさんがPINK FLOYDをやっていることに驚きました(笑)。
羽賀:ライブは良い意味で、そのまんまPINK FLOYDでしたね。PINK FLOYD好きの外国人がたくさん聴きにきていて、面白かったです。
三木:プログレ好きのモテなそうな外国人が集まっている姿が目に浮かびます。
長谷部:次はそのままヘブンでOGRE YOU ASSHOLEを見る予定だったんだけれど、不思議なことに全く見た記憶が無いんだよね。
三木:ご飯食べてたことにしましょう。もう酔っ払ってリアルヒッピー化してたんですよ、きっと。
羽賀:この時間はOGRE YOU ASSHOLEを観に行く人が多かったですよね。私は、レッドマーキーに移動してEDENとGALLANTを見ました。去年、レッドマーキーでJack GarrattというR&Bとソウル色の強いアーティストを見たんですが、それが結構アタリだったので、名前も似ているしGALLANTも観てみようかな思いまして(笑)。カタコトの日本語MCが可愛かったですね。これぐらいから雨が降り始めたんですよね……。
長谷部:あっ、思い出した! タバコが切れて取りにテントサイトに戻ったら雨が降ってきたんだよ。それでテントを出るのが面倒になっちゃって。この時間帯はテントの中にいたんだった。
三木:もう雨が降ってきた時点で、僕の中で今年のフジロックは終わったようなものでした。この時、まだ会場にも着いていませんが。
長谷部:土砂降りだったんだよ。その後はしばらくテントで待機した後、雨が上がったタイミングでサニーデイ・サービスを観に行ったかな。雨上がりのヘブンって、周りの森からの木の香りが強く漂って、その中で見るサニーデイはスペシャルだった。あの空間で見ると、サニーデイのアメリカーナミュージック的な部分が強く感じられて。