現在のライフスタイルの中において、不可欠な存在となっているジーンズ。選ぶシルエットやデザインは着用者の個性をあらわし、穿く者の生活・歴史は経年変化に映し出される。
クリエイターが穿く［G-Star RAW（ジースター ロゥ）］のジーンズを通して、彼らのライフスタイルを見て、感じようとする今特集。
後編でも5人のクリエイターたちに登場してもらった。
「クリエイターたちのジーンズスタイル【前編】」はこちらから
Photo：Keiichi Ito、Takuya Murata Text：Fumihito Kouzu Edit：Shu Nissen
［G-Star RAW］のジーンズはヨーロッパカルチャーの象徴だった。
DJ / DJ DARUMA
— ［G-Star RAW］のイメージを教えて下さい。
DJ DARUMA：立体裁断の先駆けですよね。3Dデニムが流行ったときに、［G-Star RAW］はその中でも特にカッコよいレーベルの1つでした。1997〜98年頃って音楽を含めたヨーロッパのムーブメントが面白かったんです。ビッグビートって言われる音楽が凄く流行して。ケミカル・ブラザーズとかファットボーイ・スリムとかプロディジーとか。あの辺のサウンドと一緒にヨーロッパのファッションが入ってきて。［G-Star RAW］のジーンズはそういうヨーロッパカルチャーの象徴っぽい感じだったんですよ。
— 今日穿いているジーンズの好きなところを教えて下さい。
DJ DARUMA：イージーパンツタイプで穿きやすいところと、ホワイトなのにダメージ加工が施されているところですかね。太めのシルエットも気に入ってます。
— DARUMAさんにとってジーンズはどんな存在ですか？
DJ DARUMA：ずっと穿いていくものって感じですかね。最近はほとんどストレッチです。近年ストレッチ使っててデザインがいいものが増えたから、リジットでギチギチっていうのはここしばらく穿いていません（笑）。自分で作るときもストレッチで生地を探します。
— ジーンズを選ぶときのポイントを教えて下さい。
DJ DARUMA：基本的にはノリですね（笑）。シンプルだけど少しだけ主張とか個性があるジーンズが好きですね。気に入ったやつがあるとまとめ買いして、そればっかり毎日穿きます。大きなステージがあったりすると、同じデザインで新調したりとか。［G-Star RAW］のジーンズは4本か5本持っていて、一時期はずっと『Elwood』を穿いてました。
G-Star RAW
『Davin jog pant』
22,000円 + 税
www.g-star.com
ジーンズはスタンダード。
スタイリスト / 知念美加子
— ［G-Star RAW］のブランドイメージ、魅力を教えて下さい。
知念：カッコいい女性、自分を持っている女性が穿いているっていうイメージですかね。シンプルでベーシックなものから、攻めたデザインのものまで揃っているのが魅力じゃないでしょうか。衣装合わせで初めて［G-Star RAW］のジーンズを穿いたとき、そのモデルはスキニーだったんですけど、フィット感が感動的なほど良かったことを覚えています。
— 今日穿いているジーンズの好きなところと、コーディネートのポイントを教えて下さい。
知念：一番気に入っているのがシルエットです。きれいな立体感のあるジーンズってなかなかないんですよ。シルエットがいいとシンプルな着こなしでもオシャレに見えますよね。ヴィンテージっぽいウォッシュ感も、ちょっとメンズライクでかわいいかなって思います。ジーンズを穿くときは基本的にジーンズをメインにしたくて他はシンプルにすることが多いですね。今日の格好のように白を合わせてジーンズを引き立てる感じにするのが特に好きです。
— 知念さんにとってジーンズはどんな存在ですか？
知念：スタンダードですね。ジーンズがないと始まらないというか、週に3回ぐらい穿いていると思います。一週間コーデとか、一カ月コーデを自分の私服で組むとこがあるんですけど、そうすると、白と黒とデニムが集まりますね。
— ジーンズを選ぶときのポイントを教えて下さい。
知念：ジーンズはいろいろなタイプを持っていたいので、絶対にコレだっていうのは決めてないんですけど、一度穿いて、サイズ感、ウォッシュ・加工が自分のイメージと合うかどうか、今の気分に合うかどうかで選んでます。例えば雑誌なんかで見て欲しいなって思っても穿いてみるとちょっと違うなってことはありますし、逆にあんまり好みじゃないなって思っていても穿いてみると好きになるっていうこともありますし。穿いてみて違和感がなくて、穿き心地が快適であれば間違いないですから。
G-Star RAW
『Arc 3D Low Boyfriend Wmn』
17,000円 + 税
www.g-star.com