— それぞれの言葉で説明してもらうと、どんなアルバムになっていますか?
ZEN-LA-ROCK:まぁ、名刺代わりの、正統派のファーストアルバムって感じだとは思うんですけどね。
G.RINA:1曲、1曲のテーマに関してはいつも考えていることなんですが、ヒップホップの世界で古典的であったり、あるいは今ホットなテーマというものを扱いたくて。そのホットなテーマをFNCYが表現するとこうなるってことがやりたかったんですよね。FNCYでは全てにおいてそういう感じがあるのかなと思います。
ZEN-LA-ROCK:”FNCYなりの”ってやつですよね。
G.RINA:そうそう。やっぱりアダルトなチームだとは思うので、同じテーマを扱ってもFNCYでは全く違うものになる。だから、あえてテーマはすごくヒップホップ的なものを選ぶようにしています。
鎮座DOPENESS:自然とFNCYのフィルターがかかる。
ZEN-LA-ROCK:無理してる訳でもないしね。それって簡単なようですごく難しいこと。特に他の人と一緒にやる時には。
鎮座DOPENESS:音楽を作るってすごい作業だからね。それを実感した。
— アルバムリリースの後はライブをする機会もさらに増えそうですね。
ZEN-LA-ROCK:まずは3人のスケジュールを合わせる作業からですね(笑)。現状、3人でライブをするよりもスケジュールの都合が付かず、お断りさせていただく回数の方が多いくらいなので……。
G.RINA:鎮くんはライブをするにしても色んなフォーメーションがあるじゃない? この3人でライブする時ってどんな感覚なの?
鎮座DOPENESS:そこまで普段と大きく変わるようなことは無いよ。でも、この間の『人間交差点 2019』では色々とライブ用の仕込みも出来たし、少し3人としてのライブが進化した気はしたかな。
G.RINA:もっとライブを面白くする仕掛けとかも考えられたら良いよね。
鎮座DOPENESS:経験しないと分からない部分もあるしね。
ZEN-LA-ROCK:ライブをやることによって良いルーティーンが生まれることもあるし、そこはある種、フリースタイル的な要素もあるのかも。もっと曲も作りたいな。今回のアルバムには入れなかったけど、やりたい曲もあるし。あとはオランダとか行きたいな。
一同笑
鎮座DOPENESS:ただの旅行に行きたい話(笑)。
ZEN-LA-ROCK:いや、だけどFNCYをスタートさせてから異様なスピードで色々な人たちと知り合う機会も増えて、みんな本気で「FNCYと一緒に何かやりたい」って言ってくれるから、オランダは極端だけど、何か今までだったら考えられなかったようなことが起きるんじゃないかと思っててさ。
鎮座DOPENESS:それはありがたいっす。行けるね、オランダ。