ヒップでホップなColumbia – FNCYが着る、Columbiaの最新コレクション –

by Keita Miki

山から海まで、あらゆるアウトドアアクティビティをサポートするColumbia(コロンビア)。アメリカ・オレゴンにて誕生したアウトドアブランドとして広く認知されているColumbiaだが、ヒップホップを愛する人々にとっても、同ブランドはちょっぴり特別な存在だ。それは1990年代、アメリカでハードコアヒップホップのラッパー達がこぞって着用したことにより、Columbiaのアイテムたちが東京のストリートでもある種のヒップホップアイコンとして独自の地位を獲得していたから。
本特集では、そんな知られざるヒップでホップなColumbiaの魅力にフィーチャーすべく、来る7月10日(水)に待望の1stアルバムのリリースを控えた、ZEN-LA-ROCK、鎮座DOPENESS、G.RINAの3名からなるユニット・FNCYをモデルに起用したファッションシュートとエクスクルーシブなインタビューをお届け。
当時を知る人も知らない人も、Columbiaの最新アイテムを纏ったFNCYと、彼らの独占インタビューをゆっくりと楽しんで欲しい。
※本特集内に掲載されている商品価格は、全て税抜価格となります。

Photo:Takeshi Shinto | Styling:Yuta Kaji | Hair&Make:Takeharu Kobayashi | Interview&Text&Edit : Keita Miki

1 / 8
ページ

Columbiaのジャケット 12,000円(Columbia Sportswear Japan TEL:0120-193-803)、その他本人私物

「これはやりたくない」とか「こうはなりたくない」って部分が一致しているのが、グループとしてのバランスが保たれている一番のポイントなのかなと(笑)。(ZEN-LA-ROCK)

— FNCYの結成は2017年にリリースされたZEN-LA-ROCKさんのアルバム『HEAVEN』の収録曲である”SEVENTH HEAVEN feat.鎮座DOPENESS & G.RINA”がきっかけとなっているそうですね。それ以前、この3人はどんな関係性だったのでしょうか?

G.RINA:それぞれでの共演はあったんですけどね。3人で集まる機会は意外と無かったかも。

ZEN-LA-ROCK:自分とRINAさんはかなり昔からお知り合いで。2000年代に入るか、入らないか、それくらいの頃からの付き合いですよね。FNCYに関しては”SEVENTH HEAVEN”の反響が大きかったので、3人でグループとして活動しても面白いのかなと思い付きまして。

G.RINA:それぞれでの共演曲と”SEVENTH HEAVEN”があるから、3人で地方にライブをしに行くような機会も増えたんですけど、その道中が結構楽しかったんですよ(笑)。

ZEN-LA-ROCK:”SEVENTH HEAVEN”以降、「3人でライブをしに来てください!」みたいなオファーが急に増えたんです。最初はみんながそれぞれDJをやって、最後にちょっと歌うぐらいの感じだったんですけど、1回3人でライブをやるとオーガナイザーさんたちも「あ、そういうのあるんだ?」って気付いたらしく(笑)。そこから急激に3人での出演オファーが増えちゃって、もちろんスケジュールもなかなか合わないし、全部はとても受けられなかったんですが、これはもしかするとこの3人でグループをやるのは良いんじゃないか、と。