CA4LAとのコラボレーションハットが発売。クラムボンのミトが語るポップとオルタナティブ

by Atsushi Hasebe

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— そんな長年の想いが今回のコラボで発揮されたわけですね。

ミト:ホントに微妙なんですけど、クラウンの後ろの部分の布がほんの少し落ちているか落ちていないかで、頭の形が変わるんですよ。昔は、キャスケットを買った時に、お湯とかで、ギューっと引っ張って形を変えたりもしていました。広すぎると、左右に揺れちゃうじゃないですか。そこは均等がよくて、クラウンがどちらかに偏らないようなものがいいよな、と思っていました。そうすると、顔の輪郭もシュッと見えるし、頭も小さく見えるので。そういうのって本当にないんですよ。たまに見つけると、色違いで箱買いするレベルで買っていました。そういう点では、今回、キャスケットを作れたのは念願が叶ったと言えますね。

— 今回のコラボにはキャップもラインナップされてますが、キャップの方はいかがでしたか?

ミト:キャップはもう少しイージーに考えられましたね。今もベースボールキャップって流行ってるじゃないですか。K-POPのタレントの子が浅めに被っていたりして。ちょうど自分もそんなキャップを被りたいなと思っていたところだったので、CA4LAさんのラインナップにあったものから、最初にピンときたやつを直感で選びました。

— この光沢感ある素材を選ばれたのはなぜですか?

ミト:今回のアルバムが黒オン黒のジャケットだったので。アルバムのジャケットに合わせて黒にしました。光沢感ある方がジャケットのイメージに合いますから。こだわったのは(”clammbon”のネームを)刺繍で入れた部分ですかね。最初は、刺繍も黒で入れてもらったんですが、あまりにも見えなくて、数回色を変えてサンプルを作り直してもらいました。

— 大人っぽいテイストを狙ったのかと思ったんですが、アルバムのジャケットに合わせたのですね。

ミト:どちらかというと、ヤングなイメージだったんですけどね。そこまで、キャップを深く追求していなかったので、出来上がるまでは分かりませんでしたが、意外と被ってみるといろんな年代でも似合いそうですね。女の子が被っても良さそうですから。

clammbon × CA4LA ca4lammbon CAP 8,500円(税込)
キャップには「clammbon」の名がさり気なく刺繍されている。キャスケット同様、CDとのセットで、ネームタグもCA4LA + クラムボンの造語の『ca4lammbon』のロゴが入ったスペシャル仕様。