Berlin Calling〜魅惑の都市ベルリン、その魅力に迫る〜

by Mastered編集部

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KAFFEEMITTE

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建築物がスタイリッシュなのはショップだけではない。レストランやバー、カフェなどの飲食店のハイセンスさにも驚いた。

平日のランチ前でもローカルのオシャレな人たちで賑わう“KAFFEEMITTE”はチーズケーキが有名で種類も豊富。ケーキ以外にはピタサンドやフォカッチャなどのサンド、ドリンク類も豊富でどれもボリューミー。

KAFFEEMITTE
weinmeisterstr.9a 10178 berlin
http://www.kaffeemitte.de/

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Kosmetiksalon Babette

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こちらは夜に行ったキャッシュオン形式のバー。

高級レストランのような全面ガラス張りにこだわりのインテリアが並ぶ広い店内では、チャージもなく手頃な料金で本格的なカクテルが楽しめる。2階がラウンジになっていて貸し切りパーティーを開くことも可能。ベルリンに入る前に立ち寄ったドレスデンも同じだったが、ドイツは広い敷地を贅沢に使ったスタイリッシュなレストランやバーがとても多く、多国籍の料理やお酒をゆったりとした空間で堪能出来るのが魅力の1つ。

Kosmetiksalon Babette
Kari-Marx-Allee 36-10178 Berlin
www.barbabette.com

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Galerie EIGEN+ART

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今回の旅で絶対果たしたいと思っていたのがアートギャラリーやミュージアム巡りだ。1つ目は旧ユダヤ人女学校をそのままギャラリーやカフェとして活用しているGalerie EIGENへ。

ここは各階にそれぞれ違うギャラリーが入っていて、すべて無料で観ることが出来る。まるでポートレイトのような著名人の絵画や本物かと思って何度も驚かされた等身大フィギュアが置かれているギャラリーやGAMAというモンゴル人画家の部屋がとても印象的。カラフルで美しいファブリックやインテリアの中に必ず人物が描かれていて、その人物をよく見るとゾッとするようなダークでシュールな表情をしているのが分かる。まるでおとぎ話の裏世界を観た感覚に陥った。

Galerie EIGEN+ART
Auguststrabe 11-13 10117 Berlin
http://www.eigen-art.com/

Galerie-EIGEN1

KW Institute for Contemporary Art

KW

Galerie EIGENから徒歩圏内にあるのが、コンテンポラリーアートのミュージアムとして有名なKW。

私たちが訪れた時には「ONE ON ONE」というインスタレーションが開催中で、1階〜4階の各フロアーごとにいくつかの小さな部屋があり、その部屋ごとにアーティスト1人ずつの作品が展示されている。外からは何も見えず、部屋に入れるのも1人だけ。入った時に作品を見て驚くのも感じるのも1人だけ。受付時にもらった“ONE ON ONE”と書かれたドアプレートを持って、部屋に入る度にドアにかけていくしくみ。出展アーティストはオノ・ヨーコをはじめ、世界有数のアーティストが多数参加している。人気の展示だったようで、平日にも関わらず多くの来場者で、各部屋の前には行列が出来るほど。全部見るにはかなりの時間を要するが、アーティスト、作品、自分、ずべて1対1対1で向き合ってみると実にいろんな考えが浮かんできて、想像力を掻き立てられた。今までに体験したことないとてもおもしろい経験をさせてもらった。

KW Institute for Contemporary Art
Auguststrabe 69 D-10117 Berlin
www.kw-berlin.de

KW1

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ギャラリー巡りをしている途中で偶然会った、現地ライターの友人でもある日本人アーティストYuki Itodaを紹介してもらい話を聞くことが出来た。彼は3年半前にNYからベルリンに活動拠点を移し、パートナーであるLisa Alisaとともにcollaboration with Konigliche Porzellan-Manufaktur Berlin in 2012やMercedes Benz Fashion Weekなどに出展している。

「ベルリンはアートの街という人がいるけど、自分にとっては自然がいっぱいあって、その中に街があり、アートがあるから自然に活かされてるという感覚。だから僕の作品は自然からインスパイアされるものが多い。どこの国でも同じようにアートはシビアな世界だからアジア人としてヨーロッパの中でやっていくのはとても大変。でも“人”ではなく、“作品”を見てもらえる。日本はどんな経歴を持ってるかとかどこに評価されているかがまず重要視されるけど、こっちではそんなことは関係ない。極端な話をすれば、才能があれば少しぐらいの社会的問題があっても認められるのがこの国かもしれない。」とItoda氏はいう。

今回の取材ですっかりベルリンに惚れ込んでしまった筆者だが、現地に住み、活動をしているからこそ分かるリアルがあるのだなと、また1つ教えてもらった。

www.yukiitoda.com
www.lisa-alisa.com

yuuki01

SONY DSC

Mercedes-Benz-Fashion-Week-2012

do you read me?!

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アート関連でどうしても紹介しておきたかったのが、“do you read me?!”というかわいらしい名前のブックストア。

ファッション、写真集、グラフィックなどを中心とした世界中の本や雑誌が揃っている。日本ではかなり値段が高い上に取扱いも少ないフランスのファッション誌Self Service magazineなどが20ユーロで手に入る。ショップロゴをプリントしたさりげないデザインがかわいいエコトートも4.5ユーロで購入出来る。日本以上にトートバッグを持っている人を多く見掛けたが、流行りというより近所を歩く際のマストアイテムのようだ。

do you read me?!
Potsdamer Strabe 98 10785 Berlin
www.doyoureadme.de

do-you-read-me_

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