男でいるのも楽じゃない。
男は我慢を強いられる。男は何かを守らなければならない。それでいて男は馬鹿な生き物だ。
あれこれ考えても明確な答えは出ないから、せめて身なりだけでも男らしくありたいところ。
男らしいファッションについて考える時、僕らが向かうべき場所は決まっている。1950年代のNYクラシックを現代に蘇らせたメンズクロージングショップ FREEMANS SPORTING CLUB 。
伝統的な理髪店スタイルのバーバーやNYスタイルのレストランを併設した青山の路地裏に建つその館は、大人の男のたまり場として洋服好きの間では余りにも有名だ。
11月6日(金)には、二子玉川に新店のオープンを控えており、今後さらなる盛り上がりを見せることだろう。
本特集では、スタイリングとともに、時の洗礼を受けた名品に現代的アレンジが加えられた同店の3つのエクスクルーシブアイテムを紹介していく。
新調した服に袖を通すだけで、背筋が伸びて、表情も引き締まるのはなぜだろうか。男とは単純な生き物だ。
Photo:Shin Hamada、Model:Dylan、Text&Edit:Shu Nissen