atmos Shibuyaにオープンしたadidasフロアの新しさとは?

by Atsushi Hasebe

去る4月21日(土)、atmos渋谷店の2階にadidas(アディダス)専用のフロアがオープンした。
adidasが定めたキーシティ(東京を含む世界の主要6都市)でのマーケット拡大を狙った取り組みの一環として展開されるこのスペースは、既存のショップとは異なる新しいスタイルとなっている。その新スタイルからは、スニーカーシーンの”今”を感じられるはずだ。

Photo:Shota Kikuchi | Edit:Atsushi Hasebe | Text:Fumihito Kozu

東京におけるトレンドの発信源の1つである渋谷のファッショントレンドも意識したという、atmos渋谷店2階のadidas専用フロア。既存のadidas直営店のコンセプトにとらわれない世界観を表現するため、渋谷を中心に活躍するアーティストであるFACEのウォールアートが壁面を飾る。什器も既存店舗では使われていない新素材のものが採用されている。

そして最大の特徴は、フロア内に並ぶ商品の構成。トレフォイルロゴでおなじみのストリートスポーツウェアブランドのadidas Originals(アディダス オリジナルス)と、ランニングなどのアスレチックカテゴリーであるadidas Sports Performance(アディダス スポーツパフォーマンス)の商品が同じスペースに共存しているのだ。

シューズでいえばadidas Originalsの『DEERUPT』、『NMD』、『CAMPUS』といったモデルと、ランニングシューズである『UltraBOOST』が並べられている。これは新しい試みであると同時に、現在のスニーカーシーンを色濃く反映したものだと言えるかもしれない。

高いレベルでのクッション性と反発性の両立に成功したadidasの独自素材、BOOST™ フォームをフルレングスで搭載。そして軽量かつソックスのように足にフィットするadidasプライムニットをアッパーに採用した『UltraBOOST』は、抜群の快適性と機能美からランニングシーンだけでなく、ファッションシーンでも支持されることに。過去にセレクトショップ限定カラーが登場したことがあるのを覚えている人もいるだろう。

一方でadidas Originalsの『NMD』シリーズ、『EQT』シリーズの一部には、BOOST™ フォーム、adidasプライムニットなどの最新テクノロジーが採用され、adidasが誇る伝統と革新の融合が進んでいる。

adidas Originals、adidas Sports Performanceのアイテムが垣根なく並んだ新しいスペースには、スニーカーシーン、ファッションシーンの”今”があるのだ。

16,500円 + 税

adidasとatmosの共同開発による限定モデル『EQT Support ADV atmos』も、5月12日(土)にいよいよ一般販売がスタート。スニーカーファンであれば一度足を運んでおくべきスポットだろう。

【お問い合わせ先】
atmos Shibuya
東京都渋谷区宇田川町31-8
TEL:03-6455-1015
http://www.atmos-tokyo.com/