2015年の注目アニメを一挙に紹介！『このアニメがすごい！かもしれない 2015』。

『スペース☆ダンディ』

『カウボーイビバップ』や『サムライチャンプルー』、『坂道のアポロン』など、数々の大ヒットアニメを手掛けてきた渡辺信一郎氏が総監督を務めたSFコメディは、宇宙人ハンターの主人公・ダンディがその仲間たちと新種の宇宙人を求めて旅をする1話完結型の物語だ。本特集の鼎談内でも紹介されたように、豪華なアーティストやクリエイターたちが参加したアニメの枠を超えた極上のエンターテインメントに。ダンディの口癖である「〜じゃんよ！」が頭から離れなくなったらあなたもどっぷりハマった証拠。

■『スペース☆ダンディ』第10巻
Blu-ray 6,000円+税
発売中
販売元：バンダイビジュアル
©2014 BONES/Project SPACE DANDY

『ソードアート・オンラインⅡ』

オンライン小説として連載されていた『ソードアート・オンライン』は2012年にアニメ化されるやいなや絶大な人気を博し、その第2期が2013年の大みそかに発表された。物語は、脳内に仮想世界を創り上げるマシンを頭に装着し、その世界の支配を目論む敵と戦いを繰り広げるバトルファンタジー。第2期では、バトルの要素に加え各キャラクターたちの心理描写が深く描写されている。特に仲間たちの絆には心を打たれる。全24話のボリュームなので時間をかけながらゆっくりと鑑賞したい。

■『ソードアート・オンラインⅡ』第4巻
Blu-ray 完全生産限定版 7,800円+税
発売中
発売元：アニプレックス
©川原礫／KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊／SAOⅡ Project

『ノーゲーム・ノーライフ』

榎宮祐氏によるライトノベル小説『ノーゲーム・ノーライフ』が原作の本作。争いが禁じられ、物事のすべてがゲームで決まるという異世界へ召喚されたニートの天才ゲーマー兄妹・空と白によるファンタジーコメディだ。その世界において人類は、16種存在する種族の中で最弱かつ滅亡寸前。何とかその状況を打開するべく、空と白は頭脳明晰なエルフやフリューゲルといった数多の種族へゲームを挑む。圧倒的に不利な設定の駆け引きにめげることなく、敗戦濃厚なゲームをひっくり返す展開にはつねに驚きが隣り合わせ。もちろん笑いや萌えの要素も欠かせない。また、本作はMF文庫Jで連載中なので、そちらも要チェック！

■『ノーゲーム・ノーライフ』第1巻
Blu-ray 7,000円+税
発売中
発売元：株式会社フロンティアワークス
販売元：株式会社KADOKAWAメディアファクトリー
©2014 榎宮祐・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊／ノーゲーム・ノーライフ全権代理委員会

『Fate/stay night[Unlimited Blade Works]』

大人気ゲーム『Fate/stay night』の凛ルートである「Unlimited Blade Works（アンリミテッドブレードワークス）」がTVアニメ化。本作は、日本のとある地方都市に数十年に一度現れるとされ、持ち主の願いを叶える「聖杯」を巡って、魔術師が戦いを繰り広げる物語。描かれる戦闘シーンは表現巧みに表現され、迫力満点。また、劇場版『空の境界』や『Fate/Zero』を手掛けた制作スタジオufotableが作り出す映像と、原作元のTYPE-MOONとの綿密な打ち合わせによって原作で描かれなかった場面が追加。もともとのファンたちにも嬉しいストーリー展開になっている。2015年4月から第2期がスタートするほか、映画版で桜ルート「Heaven’s Feel」制作も決定。まずは本作を鑑賞したうえで続編を待ちたい。

■Fate/stay night[Unlmited Blade Works] Blu-ray Disc Box I
Blu-ray 39,000円+税
2015年3月25日（水）発売
©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

『ガンダム Gのレコンギスタ』

本作は『機動戦士ガンダム』を始めとする数多のシリーズを手掛けてきた総監督・富野由悠季氏と、アニメ『エウレカセブン』シリーズを代表作とするキャラクターデザイン・吉田健一氏がタッグを組んだガンダムの新シリーズ。作中では“富野節”と呼ばれる独特なセリフ回しが心に突き刺さる一方で、モビルスーツ内ではパイロットがどのように用を足しているのかなど、細かい疑問に切り込む点もコミカルで斬新。リアリティのある描写によって従来のファンのみならず、これまでにガンダムシリーズを視聴したことがなかった方でも楽しむことができる。21世紀を代表する新しいガンダム作品はお見逃しなく。

■『ガンダム Gのレコンギスタ』第２巻
Blu-ray特装版 7,800円+税
発売中
販売元：バンダイビジュアル
©創通・サンライズ・MBS

『信長協奏曲』

テレビドラマ化もされた本作は、高校生のサブローがひょんなことから戦国時代にタイムスリップしてしまい、織田信長として天下統一を目指す物語。全体として史実に基づき、桶狭間の戦いから比叡山の焼き討ちまでが描かれる。現代における青少年の気質を反映した主人公のゆるい性格など、多岐に渡るコミカルなやり取りにはついつい笑みをこぼしてしまう。織田信長ファンや歴史好き以外にこそ観てほしい、新たな信長の解釈がここに誕生した。

■『信長協奏曲（アニメーション）』DVD BOX
DVD 19,000円+税
発売中
発売元：フジテレビジョン
販売元：ポニーキャニオン
©石井あゆみ・小学館／2014 フジテレビ

『グリザイアの果実』

大人気ゲーム“グリザイア”シリーズを原作とした本作は、シリアスな学園青春物語。主人公・風見雄二が転校した高校で出会う女の子たちは、他の同級生と比べて何かが違う。主人公は彼女たちがそれぞれ異なったトラウマを背負っていることに気づき、向き合うことに。その過程で明かされる彼女たちの過去はとても悲惨で壮絶、回を追うごとに恐怖を覚える。しかし、誰もが経験していてもおかしくない内容は知らずのうちに引き込まれてしまう。そんな中毒性を秘めた本作は、今年の春から『グリザイアの迷宮』と『グリザイアの楽園』といった続編が発表される。オンエア前にまずはこちらで予習しよう。

■「グリザイアの果実」第1巻
Blu-ray 7,000円＋税
発売中
発売元：NBCユニバーサル・エンターテイメント
© Frontwing/Project GRISAIA

『ピンポン』

2002年に実写映画化され、一世を風靡した大人気漫画『ピンポン』がアニメ『四畳半神話大系』を手掛けた湯浅政明監督により、アニメ化を果たした。本作は、主人公・ペコとその仲間であるスマイルが卓球を通じて努力を積み重ねていく物語だ。映画でも注目された試合のシーンは、アニメならではの疾走感溢れる演出。ついつい手に汗を握ってしまう。ラストが迫るにつれて卓球の技術のみならず、ペコが成長していく姿には胸に熱い想いがこみ上げてくること必至。涙を誘ってくるオババのセリフにも注目だ。

■『ピンポン』COMPLETE BOX
Blu-ray 32,000円+税
発売中
発売元：アニプレックス、フジテレビジョン
販売元：ソニー・ミュージックマーケティング
©松本大洋・小学館／アニメ「ピンポン」製作委員会

『Hi☆sScool! セハガール』

本作は、ドリーム・キャストやセガ・サターン、そしてメガドライブといったセガのゲームハードが少女として擬人化したという奇想天外の設定。『バーチャファイター』や『ぷよぷよ』などの懐かしゲームソフトの世界に入り込むというドタバタコメディ作品だ。少女が様々なゲームをクリアしていくのだが、かつて誰もが体験したハメ技やコンボがネタとして随所にちりばめられており、ついつい当時を思い出す。１話10分という短編なので、ちょっとした時間の合間に鑑賞するのにもオススメだ。

■『Hi☆sScool! セハガール』第1巻
Blu-ray 5,980円+税
発売中
発売元：株式会社アルテメイト
販売元：株式会社ハピネット
©SEGA／セハガガ学園理事会

『ハナヤマタ』

本作は『まんがタイムきららフォワード』で連載中のコミックをアニメ化したもの。引っ込み思案な普通の女の子の主人公・関谷なるは、アメリカから留学してきた金髪の少女ハナ・N・フォンテーンスタンドに誘われ、ともによさこいを始めることになる。よさこいを一所懸命に踊る彼女らの姿に、周りにいた友人たちは自分たちが抱えている悩みを忘れていく。その光景はまさに青春そのもの。最終話は涙で画面が見えなくなってしまうほどの感動を誘ってくる。

■『ハナヤマタ』第5巻
Blu-ray+CD 7,000円+税
発売中
販売元：エイベックス・ピクチャーズ
©浜弓場双・芳文社／ハナヤマタ製作委員会

『ラブライブ！』TVアニメ2期

大人気スクールアイドルプロジェクト『ラブライブ！』は、高校2年生の高坂穂乃果を中心とした9人の女子高生がスクールアイドルとして奮闘する物語。仲間集めや楽曲作り、ダンスの特訓にライブの公演など、数々の障壁に立ち向かっていく彼女たちの姿に、大いなる勇気と感動をもらった人も多いはず。TVアニメ2期では、スクールアイドルとしての祭典「ラブライブ！」の優勝を目指して、メンバー間の絆を深めながら前進していく姿が描かれ大反響を呼んだ。完全新作劇場版の制作も決定している本作からは、まだまだ目が離せない。

『弱虫ペダル GRANDE ROAD（グランロード）』

本作は、自転車競技を題材にした大人気漫画『弱虫ペダル』のアニメ化の第2期だ。高校生の主人公・小野田坂道は、小学校４年生の頃からママチャリで秋葉原に継続的に通うほどにフィギュアやアニメを愛していたが、ひょんなことをきっかけに、自転車競技部へ入部しインターハイを目指すことになる。第1期同様、チームメイトとともに主人公・小野田の成長がメインに描かれるのだが、とにかく熱い。また、第2期では京都伏見高校の御堂筋翔を始めとする個性的なライバルチームが活躍するので、そちらにも注目だ。熱血スポ根作品をお探しの方は是非とも本作を！

『ばらかもん』

現在ウェブコミック『ガンガンONLINE』と『月刊少年ガンガン』で連載されている人気作が待望のアニメ化。主人公の書道家・半田清舟は、とある受賞パーティーで彼の作品を酷評した書道家の重鎮を殴ってしまい、反省の意味を込めて東京から遠く離れた島へと送られてしまう。いたずら好きで自由奔放な少女・なるをはじめとした多くの島民たちが彼を暖かく迎え入れる。島民たちの緩さやのどかな島の風景は観ていてとにかく心地良い。ふれあいを通じて「自分らしさ」を考える半田の姿に感動せずにはいられない。今の自分疑問や悩みを抱いている方には必ずやチェックしていただきたいアニメだ。

『一週間フレンズ。』

大切な人の中の自分の記憶が1週間でリセットされてしまったら、あなたは一体どのように振る舞うだろうか。高校生の長谷祐樹は、いつも学校に1人きりでいるクラスメイト・藤宮香織と友達になりたいと願っていたが、彼女は1週間で友人との記憶をなくしてしまうという秘密を持っていた。香織が記憶を失うようになった背景や、それでも諦めない祐樹のひたむきで誠実な姿勢には涙なしに鑑賞できない。エンディングテーマがさらに切なさを押す純粋なラブストーリーだ。

『月刊少女野崎くん』

本作は、ウェブコミック『ガンガンONLINE』で連載されている4コマ漫画をアニメ化した作品。主人公の野崎梅太郎はごく普通の高校生だが、人気少女漫画家・夢野咲子としての肩書きを持っている。そんなことはつゆ知らず、同級生の佐倉千代は野崎に告白をするものの、漫画家としてのファンであると勘違いをされてしまい、千代は野崎のアシスタントとして働くことに。そんな2人のやり取りは野崎が無骨過ぎて笑いが絶えない。さらに作中には、アクの強いキャラクターたちが数多く登場するので一段とコメディに仕上がっている。笑って良し、胸をときめかせて良しの本作、楽しい時間をお過ごしあれ！

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