テクノロジーによる電子音楽がメインストリームになった時、デトロイト・ブラックたちは音に感情を入れた。
音が機械に支配されないように、感情とレコードという“アナログ”に魂を込めて……。
この度、CASIOの『G-SHOCK』より登場したアナログモデル『G-STEEL』は、そんなミュージックシーンのバッグボーンにもリンクするデジタルとアナログの融合。
本特集では、アンダーグラウンドなクラブシーンにオマージュを込めて、テクノロジーの進化によって支配されていく人間のイマジネーションを、『G-STEEL』とともに見直したい。
アンダーグラウンドは、今でも可能性を秘めている。
Photo:Kisshomaru Shimamura、Styling:Hisataka Takezaki、Model:TIKINI、Corporation:Aoyama Hachi、Text&Edit:Marina Haga
クラブで誰一人知り合いがいないのに、その全ての人々に友人のような親しみを感じるのは、空間に広がるグルーヴを感じている証拠。
地面に叩きつけるようなアップリフティングなダンストラック。
客は首を丸めながらステップを踏む。
DJが手元を動かすと、ミラーボールに反射して存在感を主張するエッジィなゴールドの『G-STEEL』が、音のトーンともコネクトして見える。