境界なきサーフシーンの寵児。
[Afends]が発信する”Way of life”

by Mastered編集部

サーファーたちが生み出す独自のローカルカルチャー、ライフスタイルが、様々な分野とクロスオーバーし、多様化しているサーフシーンでは、面白いブランドがどんどん登場している。そんな中、創設10年という若いブランドながら、サーフブランドとしては異例の躍進を見せる[Afends(アフェンズ)]には注目しておきたい。

プロダクトはもちろんだが、70年代ヒッピーカルチャーの聖地バイロンベイにて、その第2世代として生まれ、常にアート、ミュージック、サーフ、ストリートと共にある彼らの日常のライフスタイル、アティチュードが最高にクールなのだ。

自宅のバックヤードから、またたくまに世界15カ国に広がるブランドへと成長させた同ブランドのボスJono Salfieldへのインタビュー、注目のプロジェクト『HEMP REVOLUTION』のムービーからTRUE ORGANIC AUSTRALIAN CULTUREを感じてみて欲しい。

何もないグラウンドから始まって、ストリートで生まれた。それが[Afends]の強みかな。

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— まずは簡単に経歴を教えてください。

Jono:イギリスで生まれて、オーストラリア人の父とイギリス人の母と一緒に幼少期にバイロンベイに移住したんだ。それからサーフィンをするようになって、10代半ばの頃は、WQSとか、世界のサーフコンテストに出ていたね。2006年に[Afends]をスタートするんだけど、きっかけは、バイロンベイで育ってきたパートナーのDeclanと僕のクリエイティビティを表現するファッションブランドを創り出したいという強い情熱が2人の中にあったからかな。

— バイロンベイのカルチャーの特徴はどんなものでしょう。

Jono:バイロンベイは、クリエイティビティのメルティングポット(るつぼ)だと思うよ。たくさんのデザイナーやアーティスト、アクター、モデル、サーファー、ミュージシャン、スケーター、オルタナティブなヒッピーなどが同じストリートを徘徊しているんだ。もともと、バイロンベイのカルチャーは、1970年代のベトナム戦争時にLOVE & PEACE を愛する少数のヒッピーが世界各地から徴兵制度から逃れるため未開の地だったバイロンベイに移り住んだことから始まっているんだよ。例えば僕らの両親もそうだね。そのスピリットやセンスを受け継いだローカル育ちの子供たちであるバイロンベイ第二世代(現在25歳から35歳くらい) や、さらに若い世代が、いまのバイロンベイのトレンドを作っているんだ。あとは、未だに未開発のグリーンコミュニティ(自然)がバイロンベイには残されていて、人々と街と自然とが共生しているのも魅力だね。カリフォルニアで例えるとベニスビーチに近いけど、自然のきれいさではバイロンベイにはかなわないと思うな。

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— ブランドのルーツ、自身が影響を受けたカルチャーは何ですか? 

Jono:2000年〜2010年の中頃にこの地で起こったパンク&ハードコアムーブメントに、サーフィン・スケート・アートなど様々なカルチャーのエッセンスをブレンドしたもの、そしてそこにバイロンベイで培ってきた僕ら独自のライフスタイルを体現したものがブランドのルーツあり、影響を受けたカルチャー。ブランドコンセプトの’Question Everything’ は、人生の中で、見たものや聞いたものだけを信じるのではなく、全てのことに探究心を持ち、瞑想し、何が正解かを自身で導き出していくという生き方のテーマでもあるんだ。

— 若くしてサーフブランドとしては異例の躍進を見せていると思うのですが、そのきっかけは?

Jono:もちろんブランドを成功させたいという強い想いはあったけど、ここまでの広がりはイメージなんてできていなかった。何事もやってみなければわからないと思うよ。20代前半でブランドを始めたことで、同世代のマーケットの若者たちと同じプレイイングフィールドに立って、その共感を得られたのが良かったんじゃないかな。バイロンベイでオーシャン&ストリートのカルチャーをリアルに感じてきた経験が活かされているよ。

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— 他のサーフブランドとの違い、[Afends]の強みは何だと思いますか?

Jono:何もないグラウンドからはじまったグラスルーツ、ストリート生まれのブランドってところかな。僕も、パートナーのDeclanも他のサーフインダストリーでの仕事の経験がないまま、ブランドを始めたからね。だからこそ、とても純粋に自分たちのビジョンを表現できたし、常にリアルなストリートカルチャーと密接に関わりながらブランドを育ててきたんだ。コレクションやフィルムを見てもらうと、オーガニックなオーストラリアンカルチャーを感じられるはずだよ。


— 最近の大きなトピックの1つが、『HEMP REVOLUTION』だと思うのですが、どんなプロジェクトか教えてください。

Jono:[Afends]では2015年よりヘンプ素材を用いたコレクションを、『HEMP REVOLUTION』と題しリリースしているんだ。この地球の環境を守る上で、ヘンプが最も持続的に服を生産できる植物であることに疑問の余地はないからね。例えば1エーカーのヘンプから300kgのプロテイン、1,000Lのオイル、30,000kgの繊維が収穫できる。こうやって、[Afends]が声をあげることで、ファッションインダストリーがより環境に優しい素材の利用へと移行していくことを願っているよ。もう一つの側面として、ヘンプ産業は半世紀以上にわたり、ある特定の人たちの利益を守るために抑圧されてきた。その詳しい背景は是非『HEMP REVOLUTION』のフィルムを観て知ってもらいたいね。

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— 『HEMP REVOLUTION』は、Question Everythingというブランドのテーマをまさに体現している企画だと思ったのですが、一番伝えたいメッセージは何ですか?

Jono:自分たちのクリエイティブな考えを表現できるように、希望と夢を持ってブランドを立ち上げ、ここまで沢山のことを学んできた。おそらくここ数年になって、[Afends]がより責任を持って、持続可能な製品を世の中につくっていくためにどうすればいいかを真剣に考え始めたんだ。特に若い世代にヘンプのようなオーガニックな自然製品を支持することが健全であるというメッセージを伝えられるように。本当に世界を救うならまずは自分たちが変わらなければならない。そう願うならばあとは行動するのみだよ。

— 今後の展望と、新しいプロジェクトなどがあれば教えてください。

Jono:今[Afends]はブランド創立10周年を記念してその生い立ちや現在までの軌跡を記したコーヒーテーブルブックを製作しているところでさ。今年の11月にリリースするから楽しみに待ってて。あと、5月20日(土)、21日(日)のグリーンルームフェスティバルにブランドのヘッドデザイナーのSam Nolanと、ブランドのアンバサダー Josh Sleep、Duncan McNicol、Joey Gouldが来日するよ。取り組んでいきたいことはまだまだあるんだけど、まずは是非このフィルムを通して[Afends]の世界観を体感してもらえたら嬉しいな。

 

AFENDS – HEMP REVOLUTION (Japanese subtitle) from AFENDS on Vimeo.

 

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