Photo:Daiki Katsumata | Text:Yuho Nomura | Edit:Keita Miki
ランニングと聞いて過酷なスポーツを連想するのは、おそらく時代錯誤と言えるだろう。確かに42.195kmの道のりを走りきるフルマラソンであれば、多くの人がそう感じるかもしれない。けれどランニングとは、なにもストイックな姿勢で挑む競技性のあるスポーツとしてではなく、あくまでも健康管理の一環として、あるいは日常生活に彩りを与える楽しみのひとつでもある。
その証拠にマルチスポーツブランドのadidasが実践するのは、adidas Runnersという名のランチームによる活動。彼らは”ストリートランニング”と呼ばれるスタイルを体現すべく、日々様々なランニングセッションを行っている。
そして今回その舞台となったのが若者の街、渋谷。日中は人でごった返す賑やかな街並みも、仲間たちと楽しく走りながら眺めれば、また違った景色へと映り変わる。そんなささいな喜びをより増幅させるため、毎回異なったテーマを設けているのもadidas Runnersによる取り組みの特徴だ。この日参加者に課されたのは、渋谷の街に溢れるストリートアートをチェキで写真に収めるというミッション。それはシティ=ストリートで楽しむランであるとするなら、ストリートアートに触れることも、また違ったストリートランの楽しみ方となるはずだ。
30名近く集まったランナーを4つのチームに分類。各チーム、準備運動を済ませたら、いざスタート。時が経つのを忘れるほどに夢中になってランニングを楽しむ彼らのストリートランを追いつつ、その魅力に迫っていく。