この春夏に注目すべき10ブランドの10アイテム – その8 『マックナイト』

by Mastered編集部

1 / 2
ページ

要注目の国内10ブランドに取材を敢行し、編集部が気になった10アイテムについて、込められた思いやこだわりなどをデザイナー・ディレクターの方々に解説していただく本企画。
終盤にさしかかってきた八番手としての登場は、スタイリスト橋本敦氏が手がける「マックナイト(Macknight)」。
橋本氏のパーソナリティがいかんなく発揮されたその世界観で、多くのファンを持つ人気ブランドです。
トラッドなアイテムを抜群のサイズバランスで現代流に再構築しながらも、スタイリストらしい遊びを効かせたテイストも欠かしません。
小物の型数も増え、ますますパワーアップしていくラインナップについて、橋本氏みずから語っていただきました。

写真:吉野 洋三(Cracker Studio)

今シーズンのテーマについて

デザイナー<br>橋本敦氏

デザイナー
橋本敦氏

2006年に「自身の着たいと思うモノ、着てもらいたいモノをトレンドだけに囚われない物創り」という考えの基にスタートして以来、これといったテーマは持たず、毎シーズンさまざまな視点から展開しています。
シャツとパンツ(デニム)をブランドのアイコン的アイテムとして、素材・パターン・時代性を最も良いバランスで落とし込み、製作していくことをコンセプトとして掲げています。
ラインナップとしては古着の要素を取り入れ活かしつつ、自身の感性やスタイルを織り交ぜたモダンなスタイルで展開しています。

編集部が選んだ10アイテムをデザイナー自ら徹底解説

012

#01. ブルゾン

「先シーズン08AWに仕込んでいたけど、リリースされなかったオリジナルのテキスタイルを使ってます。
レオパード柄(豹柄)は物にも寄るけど、プレップなスタイルにも相性が良くアクセントになるので個人的にも好きな柄ですね。
ジップアップのアイテムは、春夏には重宝すると思います。」

26,250円(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)

 

021

#02. ベスト

「マックナイト初のベストです。
表地はデニム、裏地は馬布を私用した一見ワーカー的なイメージのアイテムなんですが、仕様はテーラーの作りを応用しつつカジュアルにまとめてあります。なのでシルエットには自信がありますね。」

21,000円(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)

 

031

#03. ウェスタンシャツ

「オックスフォードのシャツはマックナイトでいう定番的アイテムで、シーズン毎にアップデートしているのも楽しみのひとつです。
今回はオリジナルのギンガムチェック柄を使ったオックスフォードで、定番のボタンダウンではなくウエスタンの仕様にしてあります。
こちらはビューティ&ユース ユナイテッドアローズの別注で、同じ生地でボタンダウンのモデルはLiquor,woman&tears他でも扱いがあります。」

18,900円(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)

 

041

#04. ボタンダウンシャツ

「マックナイト定番のオックスフォードシャツ。
09SSモデルは従来の高め衿から、低めの衿に仕様を大きく変更しました。
フィット感などにもマイナーチェンジを加えつつ、独特のヌメリが出る加工をしているので、洗っていくとより風合いが楽しめる一品です。」

15,750円(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)

 

051

#05. スウェットパーカ

「マックナイトの真骨頂でもあるレトロ感あるアイテムです。昨シーズンからシルエットも一新してバランス良く仕上げています。
独特の裏毛の風合いがクラシックさを感じさせますが、袖を通してみると「今」を感じる絶妙なバランス感が魅力だと思います。ジップアップのモデルもありますが、今季はプルオーバーのタイプがイチ押しです。」

18,900円(Liquor,woman&tears)

 

次のページに続きます。