この春夏に注目すべき10ブランドの10アイテム – その9 『ビバップ』

by Mastered編集部

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要注目の国内10ブランドに取材を敢行し、編集部が気になった10アイテムについて、込められた思いやこだわりなどをデザイナー・ディレクターの方々に解説していただく本企画。
九番目の登場は、音楽をバックボーンにした「大人のストリートウェア」ともいうべきアイテム郡が人気の新世代ブランド『ビバップ(BEBOP)』。
今季もジャズマンをイメージした、パンツのシルエットに特徴があるリラックス感溢れるヒップなコレクションを展開しています。
そんな中から気になったアイテムについて、ディレクター両名に解説していただきました。

写真:吉野 洋三(Cracker Studio)

今シーズンのテーマについて

左:ディレクター橋本哲也氏<br>右:アートディレクター丸若裕俊氏

左:ディレクター
橋本哲也氏
右:アートディレクター
丸若裕俊氏

今季のテーマは「サバーバン(suburban)」。都市的な一面を持つ郊外の街に住むジャズマンをイメージしています。
都市から程よく離れ、リラックスした空気感の漂う品の良さをカシミア混のニットで表現したり、当時のジャズミュージシャンが好んだオレンジレッドを復刻してテーマカラーにしたり、カルチャー的な要素を盛り込んだりもしています。
決してコスプレにならないワードローブの提案です。

編集部が選んだ10アイテムをディレクター自ら徹底解説

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#01. モータージャケットのセットアップ

「クラシックなスタイルのモータージャケットにクロップドを合わせるセットアップっていうのが欲しくて作りました。
硫化染めした生地をバイオウォッシュすることでアタリを出し、着古した味のある雰囲気に仕上げています。」

ジャケット 32,550円
パンツ 17,640円
(ともにガーデン)

 

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#02. スウィングトップのセットアップ

「裾と襟裏のリブを編み立てリブにし表情を付け、バックヨークをふらせて浮くように仕上げたトラディショナルなムードのスウィングトップです。その半面、裏地にはグラフィカルな生地を使って遊びを効かせています。
パンツは、持ち出しや、派手に付けたバックシンチなどクラシカルなディティールを採用したレーヨン混の9部丈スラックスです。股上は深めで、裾をダブルにしてるのも特徴ですね。」

ブルゾン 30,450円(代官山 時しらず)
パンツ 18,690円(フォーバレー)

 

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#03. シャツとショーツのセットアップ

「ブロックチェックでもギンガムでもない絶妙なマスの大きさのチェック柄を使ったワークシャツとショートパンツのセットアップです。極力ステッチを消してデザインしている一方、見えている所は太番手の糸を使ってアピールしています。
また、裏に当てたエルボーパッチやパンツの裾裏には、主張のあるグラフィック生地を使っているのでロールアップしてもらっても面白いと思います。」

シャツ 17,640円(ガーデン)
ショートパンツ 16,800円(代官山時しらず)

 

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#04. カーディガン

「街をプラプラしてるアーティストが、よれた無地Tシャツの上に羽織っている感じをイメージして作っています。
牛角のトグルでナチュラル感を出しつつ、脱力感のある雰囲気を演出したコットン100%のカーディガンです。」

22,050円(ガーデン)

 

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#05. スウェットパーカ

「ヴィンテージ感を意識しつつ、カシミア混で上質に仕上げたフーデットパーカです。
杢調のリヴ、ポケット口のステッチを排除した外付けのポケットなどがポイントです。」

16,800円(ガーデン)

 

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