まだ間に合う! 正月休みのうちに見ておくべきDVD/映画 20選

by Mastered編集部

皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
2015年と言えば、バックトゥザフューチャーの未来の設定となっている年ですね。
どうですか皆さん? あの頃の未来に僕らは立っているのかな?あれから僕たちは何かを信じて来れたかな?
夜空の向こうにはもう着々と仕事始めが待っているので、紅白で見たSMAPのテンションが冷めないうちにいきましょう!
EYESCREAM.JPがお送りする新年一発目の特集のテーマは、映画。 2014年に公開されたDVDタイトルを中心に、この正月休みを利用して観ておきたい映画を4つのジャンルからセレクト。あなたが見たい映画はきっとここにある!?

Text & Edit:Shu Nissen

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見逃した「話題の洋画」をDVDで。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

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快調にヒットを続けるマーベルコミックの映画化作品だが、最近は重々しく大人な方向へ向かう話が多い。そんな中で、ひさびさにコミカルで痛快な作品。危機に去らされた銀河を救おうと立ち上がるのはーーもとい、行きがかり上救う羽目になるのは、たまたま刑務所で一緒になった銀河でも名の通った犯罪者たちーー子供の頃に地球の親元から誘拐されて宇宙でトレジャーハンターに成長したピーター、遺伝子改造を受けたアライグマの賞金稼ぎロケット、その相棒の樹木型ヒューマノイドのグルード、高度な訓練を受けた女暗殺者ガラーモ、ちょっと頭の弱い復讐の鬼ドラックス。

くせ者揃いだけど、言うほど悪い奴らじゃない。ちょっとばかし銀河社会からズレてるし、素直じゃないし、捻くれてるけど、でも仁義を通すだけのハートは持ってる(ときどき裏切るけど)し、やるべきことはちゃんとやってくれるし、どうも憎めない。そんな奴、友達にもいるでしょ? 2017年に続編も公開予定。

現在、iTunesにてダウンロード可能。DVDは1月21日発売予定。

『ダラス・バイヤーズクラブ』

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2014年の映画はマシューマコノヒーなしでは語れないだろう。彼の役作りと演技は毎回凄まじい。アカデミー主演男優賞を受賞した今作では21kgの減量
に成功している。また、ジャレッド・レトもアカデミー助演男優賞に輝いた。18kgの減量に成功しトランスセクシャルのエイズ患者役で見事な女装姿を披露している。(ちなみに彼は『チャプター27』では、ジョンレノン殺害犯の役作りの為、2ヶ月で30kgの増量に成功している。)

今作は、1980年代当時無認可だったエイズ代替治療薬を密売し、アメリカのエイズ患者が特効薬を手に入れられるよう奔走した実在のカウボーイを描いた人間ドラマだ。

カット割りや、感情表現など、演出技法もハイレベルで心に残るシーンがいくつもある。そして、単なるドキュメンタリー寄りの映画になりがちな内容を、魅力的な役者たちの力で上質なヒューマンドラマとして成立させた。背負いたくなくても背負ってしまった運命の中でベストを尽くして生きる主人公の姿にラストは涙がこみ上げる。

『グランド・ブダペスト・ホテル』

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本誌でも特集した唯一無二のドリームメーカー、ウェスアンダーソン監督最新作。シンメトリックな画面作りに、色や質感まで凝りに凝った美術や衣装によって作り出される彼のユニークな世界観の集大成と言っても過言ではない程、夢のような時間が続き、多幸感が溢れ出す。

今作の舞台はヨーロッパ最高峰の高級ホテル、グランドブタペストホテル。ある晩ホテルで起こった殺人事件の謎をめぐるミステリーエンターテイメントとなっている。軽快なテンポで、目まぐるしく押し寄せる怒濤の展開は、終始賑やかでコミカルな雰囲気だが、その裏に暗い物語の毒を含ませた構成がより味わい深い。

1度見ただけでストーリーを追いきれなくても、2度3度と繰り返し見るのが全く苦ではないだろう。どのシーンを切り取っても絵本のように美しい。おとぎ話の世界に迷い込むように、ウェスアンダーソンのその世界にどっぷりとはまろう。

『プリズナーズ』

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「もし最愛の子供が誰かに誘拐されたとしたら、あなたはどうするか?」本作は娘を誘拐され、自力で犯人を捕まえようと行動を起こす父親をヒュージャックマンが演じるクライムサスペンス。警察の操作は難航、唯一の手がかりである容疑者(ポール・ダノ)も証拠不十分で釈放されてしまい、しびれを切らした父親の行動は、常識も倫理も越えて、エスカレートしていく。

ハードな暴力の描写ももちろんだが、ウルヴァリンを演じる程のタフガイが娘の失踪によって無力感に苛まされる姿は見ていて痛々しい。宗教的なメタファーが随所に見られる点もポイントだが、それは後追いでなるほどと感じる程度でもいいぐらいの要素。2時間30分以上の長尺も、冷たい質感の美しい映像、緊迫感ある控えめな音、役者の迫真の演技でだれることはない。

秀逸なラストシーンが終わってエンドロールが流れた瞬間の満足感は2014年の映画においてナンバーワン級と言える程のものだろう。

『トランスフォーマー/ロストエイジ』

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実写版トランスフォーマーの四作目。短刀直入に行きましょう。

今まで以上に、とにかくよく動く動く!よく壊れる壊れる! ほとんど常に画面のどこかで、何かが動き回ったり壊れたりしていて、もう視神経に休む暇がない。視覚に筋肉があるとしたら次の日は筋肉痛になってしまうことは請け合い。でもスポーツで体を動かしている瞬間がそうであるように、この映画も見ている瞬間はすこぶる熱中できる。

試合時間は165分だが決して長さを感じさせることはない。DVDをセットして、さあ試合開始!

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