「ココだけは外せない!」という2011年春夏シーズンの“鉄板ブランド”とその新作を一挙にご紹介していくこちらの連続特集企画。今回は『ヴィクター&ロルフ(Victor & Rolf)』、『フセイン・チャラヤン(Hussein Chalayan)』などを排出したイェールモードフェスティバルにおいて、日本人として唯一、メンズウェアグランプリを獲得した横塚和幸氏の手掛けるブランド、『インダストリアルカテゴリー(INDUSTRIAL CATEGORY)』にご登場いただきます。
Cluster初登場となる同ブランドは『マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)』などのデザインを務め、数多くの経験を積んだ横塚氏が2005年よりスタート。奇をてらうことなく次世代のメンズモードを追求したウェアは国内外で高い評価を獲得しています。
そして、今回ご紹介する2011年春夏シーズンのコレクションテーマはずばり“Hallelujah”。街中を歩いている修道服を着たシスターからインスピレーションを得たという新作は、イエス・キリストの遺体を包んだとされる布“聖骸布”を髣髴とさせるリネン素材や、美しいAラインのシルエットが特徴的なラインナップとなっています。それでは衝撃の全14アイテムをとくとご覧あれ!
#01.トレンチコート
ポリエステルレーヨンを使った春らしいトレンチコート。
まるで天然素材を使用したかのような柔らかな風合いと美しいAラインのシルエットが特徴的です。
春夏アイテムにも関わらず、取り外し可能なライナーが付いている点にも要注目。
81,900円(インダストリアルカテゴリー)
#02. スリーピーススーツ
リネンのナイロン巻き素材を使用したスリーピーススーツ。
野暮ったいチェック地の裏からプリントを施すことにより、表地の柄をくすませ、小慣れた雰囲気を演出。
シルエットは同じく、美しいAラインでパンツはハイウエストのモノをあえて、ローウエストで履いたようなディティールに。
ジャケット 69,300円 ベスト 33,600円
パンツ39,900円 (すべてインダストリアルカテゴリー)
#03. ダブルジャケット
リネンのナイロン巻き素材の上から、チンツー加工(光沢を出す加工)を施し、さらにハンドウォッシュで洗いをかけたという渾身のダブルジャケット。
他にも“焼き”を入れたフロントボタンや、ボタンを表に出さない袖口の仕様など、細かい業が随所に施されています。
69,300円(インダストリアルカテゴリー)
#04. セットアップスーツ
修道服をインダストリアルカテゴリーならではのフィルターを通して、セットアップスーツへと落とし込んだ逸品。
ゆったりとした身幅のジャケットをベルトで絞ることにより、独特のシルエットが生まれます。
コットンサテンにチンツー加工を加えた生地感も絶妙。
ジャケット 65,100円 パンツ 33,600円
(ともにインダストリアルカテゴリー)
#05. フード付きコート
コットンのグレンチェック地にスリーピーススーツと同じ手法で裏からプリントを施したコート。
取り外し可能なフードによって、がらりと印象が変わります。
様々なシーンに対応した着まわしの効くアイテム。
ワインレッドの色味と裏地の相性も抜群です。
67,200円(インダストリアルカテゴリー)
#06. ガウン
スウェット地の裏毛を1.3cmに細かくカットし、綿シフォンと編みこんだユニークな生地感のガウン。
ヘビーでゴワゴワとした質感と美しいAラインシルエットとのギャップがたまりません。
裏地にはボタンで取り外し可能なライナーも付属。
86,100円(インダストリアルカテゴリー)
#07. ジャケット
ガウンと同様のオリジナル素材を使ったジャケット。
シルエットは言わずもがな、側面まで届く大きなフロントポケットも着こなしのアクセントに。
フォーマルなスタイルに合わせて、“外し”のアイテムとして楽しむのも一興です。
60,900円(インダストリアルカテゴリー)
#08. カーディガン
アクリルリネンを用いた色鮮やかなカーディガン。
一見するとシンプルなデザインですが、裾のディティールにはこだわりが凝縮。
この他、色違いのネイビーも用意されていますので、イエローは少し派手すぎる…という方は、そちらをどうぞ。
35,700円(インダストリアルカテゴリー)
#09. ベスト
フロントのリボンが大きな特徴となったポリエステルレーヨンのベスト。
上品な遊び心に溢れた万能選手です。
トレンチコートのライナーと同じ生地が背面に使われているのも、隠れたワンポイント。
35,700円(インダストリアルカテゴリー)
#10. ブリーチシャツ
インディゴカラーのリネン素材を限界までブリーチした意欲作。
ボタンホールやステッチ部分に残ったインディゴカラーには、思わずニヤリとすること間違いなし。
両肩に付いたエポレットや独特のシワ感を上手に活かして、シンプルに着用したいところです。
23,100円(インダストリアルカテゴリー)
#11. ロングシャツ
修道服の持つ美しいAラインシルエットをリネン素材のロングシャツで表現。
ノーカラーの襟元、深いラウンドの裾のほか、惚れ惚れするほど美しいセンタープリーツにも注目です。
この他、色違いのブラックもあり。
23,100円(インダストリアルカテゴリー)
#12. ドレスシャツ
透け感のある綿オーガンジーを製品染めしたドレスシャツ。
控えめなクリーム色と薄手の生地感がベストマッチ。
“イカ胸”やほんの少し長めにとられた後ろ裾など、ドレスシャツのルールを踏襲しつつも、タダでは終わらないという“らしさ”溢れる1枚です。
23,100円(インダストリアルカテゴリー)
#13. ショーツ
コットンチノ素材を表地に用いたショーツ。
しかし、驚くべきことに裏地にはラミネートコーティングが施されており、折り返した時のインパクトは抜群!
シンプルな見た目とは裏腹に、春夏モノの常識を覆す、反骨心に溢れた1本となっています。
25,200円(インダストリアルカテゴリー)
#14. カットソー
ポリエステルレーヨンを使用したボーダー柄のカットソー。
バックについたベルトを締めることによりドレープが生まれるため、様々な着方が楽しめます。
浅すぎず、深すぎずのVネックや、切り返しになった袖といった控えめな主張も嬉しいポイント。
12,600円(インダストリアルカテゴリー)