10 Of The C: Vol.9 吉田晃務(KICHIZO デザイナー)

by Mastered編集部

巷を騒がすクリエイターたちの持ち物って、どんなもの? Mastered編集部が今気になるクリエイターに、愛用の私物の中から、これぞ!と思う10個のモノを厳選してご紹介していただくコーナー「10 Of The C」。第9回目となる今回は、2012年春のブランド大特集も好評を博した[ポータークラシック(Porter Classic)]の取締役/チーフデザイナーであり、同ブランドの手掛ける鞄に特化したプロジェクト[KICHIZO]のデザインも務める吉田晃務氏にご登場いただきます。
数々の名作を世に送り出し、鞄業界屈指のヒットメーカーとして知られる同氏ですが、10 Of The Cではどんな果たしてどんな私物を披露してくれるのか。期待に胸を膨らませつつ、じっくりとご覧くださいませ。

PHOTO:SATORU KOYAMA (ECOS)

#1. 『ホノカアボーイ』

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「うちの玲雄(吉田玲雄氏)が書いた本『ホノカアボーイ』。ハードカバーも家に置いてあるんですが、この文庫サイズのものをいつも持ち歩いているんですよ。落ち込んだり、悩んだりした時に読むとすごく元気が出るんです。映画も何回も見ましたけど、僕は原作派。電車の中や出張に行った時など、とにかくしょっちゅう読んでますね。」

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#2.『男遊四宝』

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「うちでやっているPawn Shopのアイテムを一冊にまとめた『男遊四宝』。基本的に僕はやっぱり古いものが好きなんですよ。もちろん新しいものも好きですけど、昔の人の職人技だとか、大量生産のものには見られない手法だとか、そういう事を調べていくのが大好きで。これも本当に愛用していて、家では枕元に置いてあるくらい。女性には理解されないかもしれませんが(笑)。」

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#3. 『The HOBO STYLE』

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「同じくうちから出している写真集『The HOBO STYLE』。紐の使い方だとか、刺繍の使い方だとか、今見ても良い点がたくさんあって、デザインする上でもすごく参考にしていますね。これも『男遊四宝』と同じで、ただファッションの本というだけではなく、歴史とか昔の人の技術を勉強しながら読むと面白いんですよ。いわゆる“ネタ帳”の1つですね。」

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#4.グロックレザー(GROK LEATHER)のボウタイ

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「ポータークラシック 銀座と同じく、インターナショナルアーケードに店を構えているグロックレザーさんのボウタイ。ユニークなものを作っているので、僕はここのアイテムが好きなんですが、以前にうちで初めてシャツを出した際、それに合わせるために購入しました。ありそうで無いデザインで気に入っています。」

#5. ムニョス ブランデシック(Munoz Vrandecic)のシューズ

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「 これもインターナショナルアーケードにあるマイノリティレッブ(MINORITY REV)さんで購入したんですが、素材が完全に僕の好みなんです。ブランドどうこうではなく、一目惚れですね。生地も革も本当に僕のツボを的確についてます。職業柄、靴を選ぶ時も素材や作り方など、どうしても細かい部分に目がいってしまうんですよね。」

#6. ニコン(Nikon)のSP

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「1957年にニコンが発売した名機SPです。その前にライカ(Leica)がM3というカメラ史上に残る衝撃のモデルを発表したんですが、「それに追いつけ追い越せ!」という意気込みでニコンが作ったのがこのSPなんです。日本のカメラ史上の中では最高傑作と言われているものなんですが、短い期間しか生産されておらず、特にこのブラックというカラーは台数が少ない。3年ほど前にウィーンでたまたま見つけて、興奮しながら即購入を決めました(笑)。」

#7. KICHIZOのトートバッグ

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「KICHIZOで出しているキャンバスのトートバッグ。使っているうちに味が出てくるのでキャンバス素材のバッグが好きですね。あとは出張も多いし、生地のサンプルを持ち運んだりするので、どうしても荷物が多くなってしまうから、これぐらいの大きさが丁度良いんです。裏地にもキルティングが入っているので、ぼんぼんとものを放り込んでも安心感があるところも気に入っています。」

#8. ポータークラシックのナイロンショーツ

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ブランド特集でも紹介して頂いた『スーパーナイロンシリーズ』のショーツ。僕は普段からほとんど自分のところのものしか着ないんですよね。何故かって、日本人として生まれた以上は、メイドインジャパンのアイテムを身に付けたいじゃないですか。 そして、他のところのものを着ると克幸に怒られるというのもありますね(笑)。」

#9. ポータークラシックのナイロンプルオーバージャケット

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「こちらも同じく『スーパーナイロンシリーズ』のジャケット。やはり、もの作りをしてる人には驚かれますね。日本の藍染、インディゴ染料の技術や、それを日夜研究している職人さん達がいたからこそ実現できた自信作です。」

#10. ポータークラシックの剣道着ベスト

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「これは説明の必要があまり無いかと思いますが、ブランドをスタートした時に克幸と玲雄が生み出した名品。入社した時にお祝いとして貰ったもので、大体2年半ぐらい使用しています。今でもすごく味が出ているけど、時間が経てば経つほど柔かくなるし、表情も良くなるもの。言うならば、ポータークラシックのユニフォーム的存在ですね。」

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新しいファッション&カルチャーメディアです。