10 Of The C: Vol.4 尾花大輔(N.HOOLYWOOD デザイナー)

by Mastered編集部

巷を騒がすクリエイターたちの持ち物って、どんなもの? Mastered編集部が今気になるクリエイターに、愛用の私物の中から、これぞ!と思う10個のモノを厳選してご紹介していただくコーナー「10 Of The C」。Cluster時代から数えて通算4回目となる今回は、ニューヨークへと発表の場を移してからも回を増すごとにその評価を高め、名実共にワールドワイドなブランドとなった[N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)]のデザイナーである尾花大輔氏にご登場頂きます。
シーズン毎のテーマからも分かる通り、自身のルーツでもある古着をはじめ、建築、映画など様々なジャンルに造詣が深いことで知られる同氏ですが、今回は“今、気になっているモノ”というテーマでお気に入りのものを紹介してくれました! それでは皆様、目を凝らしてじっくりとご覧くださいませ。

#1. スキャンプ(SCAMP)の13ftのトレーラー

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「アメリカのスキャンプというメーカーのキャンピングトレーラー。最近、キャンピングトレーラーでやりたいことがあれや、これやと沸いてきたので気になって調べてみたんですが、ファイバー系でユニットタイプの同じようなトレーラーを出しているところが6社ぐらいあるんです。でも、その中でもやっぱりスキャンプがロゴの感じなんかも含めて、一番かっこいい。13フィートっていうサイズも丁度良いし、牽引免許もいらないしね。
キャンピングトレーラーって場所さえあれば楽しめるひとつのツールとしてすごく可能性の広いものだし、非常に気になって熱が再燃しています。」

#2. 津田孫兵衛の鯛のささ漬け(夏はアユ)

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「これはお歳暮とかお中元とかのタイミングで必ず義理の父親が送ってきてくれるものなんですが、とにかくうまいです。お酒が好きな人だったらもう止まらないですね。夏には鮎バージョンが出るんですが、それもうまい。なので、もうそろそろ届くかなという期待の意味も込めて選ばせて頂きました(笑)。」

#3. SDF(自衛隊)用カップヌードル

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「僕らと10年以上付き合いのある方が毎年色々な種類のカップヌードルを送ってきてくれるんですが、今年は突然このSDF版がきました。。ヤバいですね。最初は、キーワードとして“Self Defense Force”なんて謳って、軽いノリで作ってるものなのかなと思ってたんですが、どうしても気になったのできちんと調べてみたら、正式にレーション(※軍用に配給される食糧のこと)として自衛隊に認可されたもので、実際に配布もされてるんです。
自衛隊の厳しいレギュレーションの中で普通のものと変わらない味に仕上げているところはさすが、世界の日清カップヌードルだなと。」

#4. 阿佐ヶ谷住宅

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「もし自分が一戸建てを建てるならこんな家がいいなと思ってるのが、今は東京建物園に移築されている前川國男(建築家)の自宅なんですけど、その前川國男と日本住宅公団によって建てられた分譲型集合住宅が阿佐ヶ谷住宅。本当に良くできた作りで、日の入り方1つとっても非常にミニマルにまとめられています。なんというか、“公団のあり方”みたいなものを追求した設計になっていて。建物や道路が緩やかに流れるカーブのなかに全部配置してあって、そういうのも浮世離れしているというか、日本っぽくなくて良いですね。最近はあまり公団や団地に興味が無かったんだけど、すごく気になる団地でした。」

#5. ヒバの箸

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「これは気になるというか、今年1年ずっと使っていたものですね。最初は良く東京で見かける“青森県特産品センター”みたいな所で知ったんですが、ヒバって抗菌だったり消臭だったりと色々な要素を持っていて。
まだ買ってないんだけど、気になってるのは飯田橋の「ひば工房」ってお店で見つけた小さい“とっくり”。お正月とか友人を家に呼んだ時にそれでお酒振る舞えたらいいなぁと。荒削りですけど、ヒバ素材のものっていうのは本当に良いですね。香りも素晴らしい。家を建てたあかつきにはヒバ風呂も作りたいです。」

#6. 智月庵

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「僕はそばが好きで気になるそば屋というのが常にあるんですが、今一番気になっているのがここ。実家の神奈川県相模原市に絶対に誰も行かないような森があるんです。中に入れる道も小道1本しか無くて言わば、相模原の樹海的な…(笑)。で、この智月庵というお店はその中にこっそりあるらしいんです。まだそばは食べられてないんですが、どんな理由であんな辺鄙な場所で店を始めたのかという点だけでも、かなり気になるそば屋です。」

#7. トヨタ(TOYOTA)のランドクルーザー 78 STD

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「昔からランドクルーザーが好きなんですが、ある日、街を歩いていたらこいつが突然現れて…。動揺しましたね。いや、全然知らない人が偶然納車の日だっただけなんですが、本来はこの型って丸いライトが付いてるんですよ。その丸いライトの70シリーズにも関わらず、フェイスだけが新しい状態になっていて、なんだこりゃと。フタを開けてみれば70の進化版がオーストラリアだけで進行してたって話なんですが、2011年に発売されたことを僕は全く知らなくて。ランドクルーザーに対してサボっていた自分への戒めと反省もこめて、これは強くレコメンドします(笑)。

#8. N.ハリウッド コンパイル(N.HOOLYWOOD COMPILE)のジャケット

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「これに関しては今までに何度も改良を加えてきているんですが、袖を通してみると、改めて20代の人たちの体系にぴったり合った、しっかりとした造りのスーツができたなと。30代半ばを過ぎるとどんどん体系も変わってくるから今の自分には少しだけ似合わないんだけど、やっぱり若い子にパッと着せた時のはまりの良さは別格ですね。年齢によって似合うものって変わってくるから、永遠の定番って僕の中では絶対に無いと思っているんですけども、しばらくはまだまだ続けられる定番だなと再認識できました。」

#9. N.ハリウッド テスト プロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)のヘルメットバッグ

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「これは皆さん良くご存知の[ポーター(PORTER)]の『TANKER』シリーズを、うちの軍モノのラインで使ってる生地で製作したものです。すごくバランスの良いものが出来たんだけど、実際自分がデザイナーだからって毎シーズン全ての商品を使う訳では無いじゃないですか。でも、ふとTANKERってどうしてあそこまで流行ったんだろうと思って使い始めたら、もうヘビーローテーション。無理に売りたい訳では無いですが、ぜひ買って、実際に使ってみて欲しいですね。」

#10. Mad Max 4 Fury Road

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「ジョージ・ミラー(George Miller)が手掛ける、男の子ならば大概1回は通っているであろう、アクションバイオレンス映画『Mad Max』。その待望の第4弾が十数年のベールを脱いで2012年、遂に公開される…のでは無いかと(笑)。嫌でも気になってしまいますよね。
だけどトレーラーを見る限りは、たぶんファンの期待には応えられないんじゃないかな(笑)。あの映画の何がそんなに人を魅了したかっていうとストーリーは間違いなくC級なんだけど、車とバイクだけには一切手抜きをせずに、リアルに存在するマシンをチューニングして使っていた点だと思うんですよ。それとカメラワーク。そのバランスが本当に絶妙だった。
だから正直に言ってしまうと、あのままの感じで車とかバイクを今のものに変えて、ストーリーをちょっといじるくらいの方が間違いなく次に繋がるんじゃないかな。そんなシナリオをここで提案したら、何かの縁でジョージ・ミラーに届かないかなと思っています(笑)。」

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