ファッション業界で一番ダサいTシャツを探せ! 『ダサTわらしべ長者』 第24回

by Seiya Kato

春夏秋冬、1年365日のうち、リアルに340日ぐらいはTシャツを着ているMastered編集部だからこそ、気付いたことが1つある。
最近、世の中のTシャツがちょっとお洒落になりすぎた……。
人々の”安くてお洒落なTシャツ”への需要に応えるかのように、Tシャツのシルエットは改善され、”どん詰まり”の首もとは淘汰され、グラフィックは洗練されたものへと変化。気付けば、地方の土産屋のTシャツでさえ、「なんだよ、思ったよりお洒落じゃん……」、という始末である。
ダサい、どう着てもダサい、目も当てられないほどダサい。だけど、なんだか笑えるくらいにダサくて、いつまでたっても捨てられない。そんな僕らの愛した”ダサT”たちは、一体何処へ消えてしまったのだろうか。
”深イイ話”ならぬ”ダサイイTシャツ”は、最早、絶滅危惧種なのだろうか。
上記のような無駄に熱い”ダサT”への想いを胸に、Mastered編集部がお届けする連載『ダサTわらしべ長者』では、毎回、ゲストに自慢の”ダサT”を持ち寄ってもらい、それを現在編集部が所持している”ダサT”と物々交換。この物々交換を続け、”キング・オブ・ダサT”を見つけ出そうという青春系企画であります。
第24回には、LIOTのオーナーを務める平木義之さんが登場!

Photo:Kazuki Miyamae

前回のおさらい

前回は藤井りえさんが所持していたBONNE MARIE(ボンヌ・マリー)の救済チャリティTシャツをゲット!

今回はこのTシャツと、平木義之さんの自慢の”ダサT”を交換してもらいます。

平木義之(LIOT オーナー)

大手セレクトショップの名物店長として勤務し、2020年10月に古着屋・LIOTをオープン。現在は自身のショップを全力で自転車操業中とのこと。ちなみに、座右の銘は”飲みの誘いは断らない”。

— 人生で初めて自身で購入したTシャツを教えてください。

小学校2〜3年生の時に近所のデパートの軒先で購入した、英語の文字の入った500円の白T。

— Tシャツが似合う有名人と聞いて思い浮かぶ人は?

芸能人なのかはわかりませんが、丸山ゴンザレスさん。着用されてるダサTが気になります(笑)。

— イチオシのTシャツを教えてください。

CalCru(カルクルー)のTシャツ。リーズナブルですが丈夫でシルエットも良しのアメリカ製。オールシーズン使えます!

— 何かお知らせがあればどうぞ!

10月3日(日)にLIOTが1周年を迎えます。そこで、スペシャルなヴィンテージアイテムを販売致しますので、是非お店まで足をお運び下さい!

平木義之さんのダサT – NON POLICY POP(ノンポリシーポップ)のドッグTシャツ

LIOTでも取り扱っていたNON POLICY POPのドッグTシャツです。真剣に描かれた面構えの良い犬の上にあのロゴが……。

愛犬家としてはかなり気になる1枚です。キュートな犬のグラフィックを大々的に配置しているデザインと、平木さんの少々強面な雰囲気が相まってたまらないですね(笑)。

ちなみにこれ、お店でめちゃくちゃ売れたんですよ。この類のアイテムって結構需要あるんだなって思いました。スウェットやフーディもおかわりしたいですね(笑)。

たしかに。自分が飼っている犬と同じ犬種のグッズがあったら、買っちゃう気持ちも非常に分かります……。気になって調べてみたら、同ブランドのファーストコレクションのテーマが犬だったんですね。他のアイテムも見てみたかったです。今後もユーモア溢れるアイテムがバリエーション豊富にラインナップされるそうなので、皆様、反町に行った際には足を運んでみてくださいね。

ということで、第24回ではBONNE MARIEの救済チャリティTシャツとNON POLICY POPのドッグTシャツを交換!

次回は、このNON POLICY POPのドッグTシャツと、自慢のダサTを交換してくれる方を捜索し、ゲストとしてお迎えしてお届けします。

それでは皆様、第25回もお楽しみに。