めくるめく「スナック」の世界。東京のスナック 第6回:杉並区高円寺・萩

by Nobuyuki Shigetake and Mastered編集部

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高円寺随一のディープスポットは、ママ不在の”無人スナック”

かつて、50年以上にも渡りスナックとして営業していたというここ萩だが、近年、ママが体調を崩されてからは1,000円の”場所代”のみを設定し、23時の閉店時間までは居放題、カラオケ歌い放題、飲食物持ち込み自由という、現代の桃源郷へと姿を変えた。

どうやら歓迎はされているようだ。

徒歩1分のコンビニで酒とつまみを購入して、あとはもう自由。電子レンジの使用はOKだが、コンロはNGとのことだ。

カウンター内のお皿やグラスは、自由に使用していい。せっかくなので、使ってみた。

なんか、変な感じになっちゃいました。

使用後は洗って水切りトレーへ。

30分も店内で過ごせばだいぶ慣れてくるが、”誰もいないスナック”という経験したことない状況を脳内で処理できず、”不法侵入者”のような気持ちになった。

しかしながら、お客さんへの信頼のみで成り立っている、実に高円寺らしいお店でもある。

近隣住民へ配慮し、カラオケは22時まで。