片想い・片岡シンと巡る東京銭湯と〆の「逸食」 – vol.03 北品川・天神湯 –

by Mastered編集部

6 / 8
ページ

片岡:ところで、ハマケンさんは銭湯に関してどういう歩みをしてこられたんですか。

ハマケン:ミュージシャンの先輩が銭湯を経営していて、その先輩がツアー行ったときだけ、代わりに掃除を何回かしてたことがあります。掃除って夜中から朝にかけてやるんですよね。結構大変でした。だから銭湯行くと、銭湯好きですけど、この清潔な銭湯の裏にはそういうみんなの大変な労働時間が深く関わってるんだなって、ふと思い出しますね。

片岡:今でも銭湯に行く習慣はあるんですか?

ハマケン:ありますね。わざわざ銭湯巡りはしないですけど、行った街にあったりすると”ラッキー銭湯”やりますね。

片岡:ああ、「あったー!」っていうやつね。見つけたとき、すごく感動しますよね。

ハマケン:フラッと入りたい人って多いと思います。「ちょっと飲む前に入るか」みたいな。

片岡:あー、それはあるかもしれない。

ハマケン:わざわざ調べずに行った先に、あったから入るっていうね。それ狙っていくのオススメですね。

片岡:銭湯側もそれだからタオルは用意しといたほうがいいですよね。入りやすいという意味じゃないけど、地元感満載だと、「ここはタオルないかも」ってなる。しかもたまに、「お前見たいのが入っていいところじゃないんだよ」みたいなところがあるので、入るときちょっと怖いんですよね(笑)。

ハマケン:一見さんお断りみたいな(笑)。そういう意味では、天神湯はモダンで、初心者でも入りやすいかもしれないですね。入り口でちゃんと460円って価格を提示しているのも分かりやすくていいですね。

片岡:料金が前面に出てるのはいいかもしれないですね。”それで入れます!”っていうのはためらわずに入れるので。