片想い・片岡シンと巡る東京銭湯と〆の「逸食」 – vol.02 高円寺・小杉湯 –

by Mastered編集部

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小杉湯の後の〆の“逸食”

“銭湯に入った後に飲むビールは、どのシーンで飲むビールよりもクオリティが優っている”というように、銭湯と飲食は2つでひとつ。

前回よりボリュームたっぷりでお送りしてきた今回も、”〆の逸食”を食わねば終われない。


カオスな市場で、上品なカレーを実食

今回、小杉湯へアテンドしてくれたシンさんへのお返しとして大橋さんが選んだのは、無国籍化が加速してきた高円寺の大一市場にあるCURRY BAL くじらの『2種盛り(チキン、ポークビンダルー)』。

「基本、外食をすることはほぼゼロに等しいのですが、ここのお店の看板を書いたこともあり1人でも行きやすいので、唯一よく行くお店なんです。なかでも、『ポークビンダルーカレー』は、結構辛めなんですが酸味も効いてるので口当たりが爽やか。あとは、銭湯で温かくなかった状態で、発汗作用のあるカレーを食べるとなんとなく体にいいような気がします(笑)」

本格的なスパイスの風味がありながら、食べやすく上品なインドカレー。ワインとも相性が良さそう。2種盛り(チキン、ポークビンダルー)1,200円

もちろんBALなので、ワインを主食にインド系の料理をつまみながら、最後にカレーで〆るという使い方もあり。先ほどの小杉湯とは正反対な異国ムードが漂うカオスな雰囲気のなかで、トリップ感を感じながら食べるカレーは格別であろう。

それでは今回の「片想い・片岡シンと巡る東京銭湯と〆の「逸食」」は、こんな感じで〆。
次回のゲストは、在日ファンクのボーカルであり、俳優として活躍する浜野謙太さんが登場。皆様、またお会いしましょう~!

片岡シン/1977年生まれ ミュージシャン。御谷湯、第3代目店主。シンさんが選んだ『Mastered的 2017年度 レコード大賞』もチェック。

大橋裕之 /
1980年生まれ。愛知県蒲郡市出身。著書に、単行本『シティライツ』全3巻(講談社)、『音楽と漫画』(太田出版)、『夏の手』(幻冬舎)、『遠浅の部屋』(カンゼン)など。最近では、どついたるねん『』のMVを監督するなど幅広いフィールドで活躍中。