Photo:Kiyono Hattori、Text&Edit:Marina Haga
高円寺駅から歩くこと5分。ぶらり小杉湯へ
ゲストは、漫画家大橋裕之さん。シンさんとは昔、高円寺のカルチャースペース、円盤で一緒のイベントに出た時に知り合いになったとのこと。
今回は久々の再会とのことだったが、シンさんのラブコールにより”一緒に風呂に入って欲しい”という無茶苦茶な企画を快く引き受けてくれた。
聞くと、昔ながらの銭湯に行くのは小学生のとき以来。当時は頻繁に通っていたそうだが、上京してからはめっきり行かなくなってしまったという。
そんな少々銭湯ブランクのある大橋さんとともに、銭湯の魅力を探っていきたいと思う。
高円寺駅から活気あふれる商店街を通り抜け住宅街に入ると、昭和にタイムスリップしたような気分になる。これが音楽やファッションなどのあらゆる”サブ”といわれるものが集合した中央線カルチャーなのか。
この住宅街で一際存在感を放っているのが、レトロな破風屋根が目印のここ、小杉湯。古き良き歴史が混在する高円寺の憩いの場として、老若男女から愛されている銭湯である。
入口の暖簾をくぐると、「おはよ〜!」と威勢のいい挨拶で出迎えてくれたのは、この2人。
こんなに大きな声で挨拶をされると、まだ風呂に入っていないのに気分が良くなってくる。