片想い・片岡シンと巡る東京銭湯と〆の「逸食」 – vol.02 高円寺・小杉湯 –

by Marina Haga

片想いのボーカルでもあり、墨田区・御谷湯の若旦那でもある片岡シンさんを案内人にたて、毎回ゲストを銭湯にアテンドするという新連載『片想い ・片岡シンと巡る東京銭湯と〆の「逸食」 』。
同じ釜の飯を食うが如く、ゲストと同じ湯に浸かり語り合い最後に銭湯にマッチした「逸食」を実食するという、銭湯と食の抱き合わせで東京の銭湯をぶらり巡っていく。
今回は漫画家でありアーティストのジャケットなども手掛ける、大橋裕之さんをお迎えして、高円寺にある小杉湯に行ってきた。

Photo:Kiyono Hattori、Text&Edit:Marina Haga

1 / 9
ページ

高円寺駅から歩くこと5分。ぶらり小杉湯へ

ゲストは、漫画家大橋裕之さん。シンさんとは昔、高円寺のカルチャースペース、円盤で一緒のイベントに出た時に知り合いになったとのこと。

今回は久々の再会とのことだったが、シンさんのラブコールにより”一緒に風呂に入って欲しい”という無茶苦茶な企画を快く引き受けてくれた。

聞くと、昔ながらの銭湯に行くのは小学生のとき以来。当時は頻繁に通っていたそうだが、上京してからはめっきり行かなくなってしまったという。

そんな少々銭湯ブランクのある大橋さんとともに、銭湯の魅力を探っていきたいと思う。

小杉湯に到着。お店の前でまずは記念撮影。

高円寺駅から活気あふれる商店街を通り抜け住宅街に入ると、昭和にタイムスリップしたような気分になる。これが音楽やファッションなどのあらゆる”サブ”といわれるものが集合した中央線カルチャーなのか。

この住宅街で一際存在感を放っているのが、レトロな破風屋根が目印のここ、小杉湯。古き良き歴史が混在する高円寺の憩いの場として、老若男女から愛されている銭湯である。

小杉湯の番頭を務める2人。右のお姉さんは、毎日小杉湯に開店と同時に来るほどの常連だったのを3代目、若旦那を務める平松さんが口説いたとのこと。

入口の暖簾をくぐると、「おはよ〜!」と威勢のいい挨拶で出迎えてくれたのは、この2人。

こんなに大きな声で挨拶をされると、まだ風呂に入っていないのに気分が良くなってくる。