Photo:Shuhei Nomachi
重ね合わせた布に補強・保温の為に糸で図柄を刺繍して縫いこむ日本の伝統技術"刺し子”。この文化を次の世代に伝える[Porter Classic(ポータークラシック)]の『PC SASHIKO』シリーズが素晴らしい。
代表、吉田克幸が自身の「最後のライフワーク」として力を注ぎ5年の歳月を掛けて完成させた同シリーズはまさに逸品と呼ぶに相応しい出来栄えだ。
性別、年齢、スタイルを問わない万能アイテムとして、ブランドを代表する人気のフレンチジャケットも刺し子素材となって登場。足立区の靴職人nakamuraと製作したスリッポンは、優しいフィット感が気持ちいい。これらのアイテムは、ショップに持って来れば修理をしてくれるという。着ていくうちに、ほつれたら直してまた毎日のように着てと繰り返すうちに、どんどん味が出てくる。
物を大切にする心から生まれた刺し子は、これからも『PC SASHIKO』を通して日本のニュースタンダードとして受け継がれていくだろう。