Photo:Shuhei Nomachi
1937年にメゾン生誕100周年を記念して誕生して以来、数え切れないほどの人々を魅了してきた[Hermès(エルメス)]の名品『Carrés(カレ)』。いつの時代も人々の憧れでありながら、普遍的な存在である『Carrés』だが、そんな『Carrés』に時代ごとに専属のデザイナーがいることは意外と知られていない。
『Carrés』のデザインには様々な名作が存在しており、本日紹介するのは、ヴィンテージショップ、SURR by LAILAにて見つけたこの3枚。中央のモノは1937年の『Carrés』誕生から20年間デザインを務めた初代デザイナー、Hugo Grygkarによる1枚で名は”Ex Libris”。1946年に生まれたと言われるこの”Ex Libris”をベースにした新たなデザインは今でも生み出され続けており、デザインとして完成されていると同時にデザインソースにもなっている稀有な存在だ。
そして、左はCaty Lathamが手がけた”Frontaux et Cocardes”、右がFrançoise De La Perriereがデザインした”Frontaux et Cocardes”。いずれも生まれた時代こそ違えど、後世に語り継がれるべき名作。
もちろん、現行の『Carrés』も非の打ちどころの無いくらいに素晴らしいアイテムだが、誕生した時代やデザイナーに思いを馳せながらヴィンテージの『Carrés』を楽しむというのも一興では無いだろうか。
【お問い合わせ先】
SURR by LAILA
東京都港区北青山3-15-13 202号室
TEL:03-5468-5966
http://surr.co.jp/