世の中の「不思議な家」を徹底解剖! 『哲子の部屋』 第4回:9階に戸建てがある家

by Mastered編集部

かの哲学者フリードリヒ・ニーチェはこう言った。 「高く登ろうと思うなら、自分の脚を使うことだ。高い所へは、他人によって運ばれてはならない。人の背中や頭に乗ってはならない。」

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かの哲学者フリードリヒ・ニーチェはこう言った。

「高く登ろうと思うなら、自分の脚を使うことだ。高い所へは、他人によって運ばれてはならない。人の背中や頭に乗ってはならない。」

各所で好評を博している『R-STORE FRIENDS on eyescream』に続く、不動産セレクトショップ『R-STORE』とEYESCREAM.JPによる第2弾”家系企画”、『哲子の部屋』。

世の中に存在する「不思議な家」にフィーチャーし、そのあまりにも哲学的すぎる魅力をR-STORE「チーム・哲子」のお二方とEYESCREAM.JPならではの視点で徹底解剖していく誰得企画である。

第4回:9階に戸建てがある家

最上階に住むのは金さえあれば、特段難しいことではないが、屋上に住むのは中々に難しい。
マンションに住むのも戸建てに住むのも金さえあれば、特段難しいことではないが、その両方に同時に住むのは相当難しい。

だが、『銀狼怪奇ファイル』で堂本光一が言っていた通り、この世の中に不可能は無いのである。
古いマンションの古いエレベーターを8階まで上がり、そこから更に階段を上る。

そして屋上へのドアを開いた瞬間、我々は「この世の中に不可能は無い」ということを思い知る。

お分かり頂けただろうか……

お分かり頂けただろうか……

ここはたしかに地上9階だが、目の前に現れたのは紛れも無く「戸建て」だ。

一石二鳥にもほどがある。17世紀のイギリス人もビックリだ(一石二鳥という言葉を生み出したのは17世紀のイギリス人らしい)

上から見下ろすとこんな感じ。

上から見下ろすとこんな感じ。

陽当たりも風の通りもこの上なく良好。なにせ、ここは地上9階なのだから。

目の前の屋上スペースは共用部分。

目の前の屋上スペースは共用部分。

迷惑にならない程度であれば、家庭菜園なんかも出来るだろう。
屋上は共用部分ゆえ、どけろと言われたら大人しく従おう。

ニーチェからは「自分の脚を使え」と言われたが、9階となれば、さすがにエレベーターを使ってもニーチェも怒らないはず。けれど、自らを他人に運ばせるのは、恐らく地上9階でもNGだ。

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R-STORE 広報®&マッド岸田 a.k.a. チーム・哲子

おつむの弱さを哲学で覆い隠さんとすR-STOREの広報部部長とマネージャー。徹子の部屋は結構好き。ニーチェについては、あまり知らない。と言うか、全然知らない。