「私は料理のでき上がりを見れば、およその調理法は察しがつく」
各所で好評を博している『R-STORE FRIENDS on eyescream』に続く、不動産セレクトショップ『R-STORE』とEYESCREAM.JPによる第2弾”家系企画”、『哲子の部屋』。
世の中に存在する「不思議な家」にフィーチャーし、そのあまりにも哲学的すぎる魅力をR-STORE「チーム・哲子」のお二方とEYESCREAM.JPならではの視点で徹底解剖していく誰得企画である。
第2回:あぐらをかかないと野菜が切れない家
第2回となる今回紹介するのは、あぐらをかかないと野菜が切れない家。
「私は料理のでき上がりを見れば、およその調理法は察しがつく」
果たして本当か?
いや、あの「カップヌードル」を生んだ日清食品の創業者が言うのだから間違いない。
なんてったって、その前には「チキンラーメン」まで生み出しているのだ、これはほぼ間違いないだろう。
だがしかし、そう結論付けるのはいささか早計である。
「安藤様、いかがですか?」
「うん、おいしいね。」
「実はこの料理に入っている野菜は、私があぐらをかきながら切ったものなのです。」
さすがの安藤百福も、これにはお手上げであろう。全く意味が分からない。
なんなら軽い過呼吸ぐらいにはなる。
現代社会ではなかなか見る事の出来ない、斬新な姿勢での調理を強要してくるこの部屋。「これ以上は行かせてなるものか」とキッチンの作業台が床の行く手を阻む。
1人があぐらをかきながら野菜を切り、もう1人は床から降りてそれを炒める。
恐らく、これがこのキッチンの最も効果的な活用方法であろう。
何事も1人より2人。
「愛する人と楽しく作った料理は、きっと普段よりも美味しいはず!」
本当に余計なお世話である。
「調理法」と「姿勢」は関係無いよね?
というツッコミも余計なお世話である。
大事なのはそういうことではない。
料理の調理法など、出来上がりに比べたら本当にどうでも良いことなのだ。
おつむの弱さを哲学で覆い隠さんとすR-STOREの広報部部長とマネージャー。徹子の部屋は結構好き。安藤百福については、あまり知らない。と言うか、全然知らない。