記念すべき第一回目に登場するのは、もはや説明不要、日本が世界に誇るKing Of Diggin’ことMUROさんです。世界一のDiggerが見つけた珠玉の仕事道具たちはこれだ!
1:[PORTER × UCS]別注のレコードバッグ。
「6~7年前、[PORTER]に作ってもらった7インチ用の特注レコードバッグです。当時はまだドーナツ盤でDJする人があんまり居ない中、無理を言って作ってもらったものです。ヘッドホンの収納部分だったり、中の枠が外れて仕分けスペースが2wayになるようにとか、配色まで細かく希望を伝えて、そのまま作ってもらいました。当時からずっと持ち歩いてますね。全然壊れなくて、本当に頑丈なので世界中をこのバッグと一緒に回ってます。」
2:[Pioneer]のヘッドホン。
「さっきのバッグの中に収納するヘッドホンです。新しいのが出る度に変えてるんですけど、これが今一番最新のやつで、ケースにいれてもかなりコンパクトになるので、本当に使いやすいですね。なかなかこれを超えるものがなくて、ミキサーとヘッドホンはずっと[Pioneer]。最近はターンテーブルも使い始めてます。」
3:[樽屋]の針/カートリッジ。
「[樽屋]っていう群馬でレコード針を作ってる所に別注してて、赤い針を白にしてもらってるのと、飛びずらい感じにしてもらってます。いつも使ってるスリップマットの文字が白なので、それに色を合わせてます。」
4:[オヤイデ電気]のレコードスタビライザー/アダプター/水準器。
「あんまり使ってる人がいないっていうのと、7インチのアダプターにもなってスタビライザーの効果もあるっていう3wayの仕様が魅力ですね。いつもこのカセット型のケースの中に入れてて、ちなみにこれは[WOOUF!BARCELONA x MURO x FMAM POUCH]のトリプルネームでthe POOL aoyamaで販売されてたものです。」
5:[ION AUDIO / the POOL]のポータブルプレイヤー。
「ヒロシくんがPOOLの時に限定で作ったもので、いろんなポータブルプレイヤー使ってきましたけど、これは相当使いやすいです。ガンガン持ち運んで各地のレコード屋で試聴する時だったり、ホテルの部屋でも使ってます。デザインも、正方形の形と、ボタンがまとまってて使いやすいところが気に入ってます。」
— それでは最後に、MUROさんが仕事道具を選ぶ時に、重要視してるポイントってなんでしょう?
「常に人と被らないように、人と違うものをっていう風に考えてます。昔からの捻くれた発想ですね(笑)あとは、使いやすさかな。若い頃はもっと色とか形を気にしてましたけど、歳を重ねるにつれて使いやすさの方が重要視するようになってきてます。」
■information
11月にTOKYO RECORDSより和モノのMIX CDをリリース。
プロデューサー陣にはMUROを筆頭に国内外の著名DJ、クリエーターなどが名を連ね、日本が世界に誇る和モノ音源をメインにリバイバル、ミックス等を企画するTOKYO RECORDS始動! 第1弾は日本が世界に誇るKING、MUROと泣く子も黙るレコード番長、須永辰緒によるファン垂涎の和モノMIX CD。MURO、須永辰緒が唯一無二の知識とセンスとスキルでセレクト&ミックス。大注目の2タイトル同時リリースで幕を開ける。
『和音 mixed by MURO』
2016年11月下旬発売予定