origami PRODUCTIONS主催の音楽イベント『origami SAI』に行ってきた

by Yuzo Takeishi

好評連載中の編集部員の体験型コンテンツ『編集部員の「いってみよう やってみよう」』。今回行ってきたのは、音楽レーベルorigami PRODUCTIONS(オリガミ・プロダクション)主催のイベント『origami SAI』。Masteredのスーパーバイザー&編集部員に同行したライターによるライブレポートです。

そもそも、origami PRODUCTIONSとは、OvallやKan Sanoといったアーティストが所属する音楽レーベル兼マネージメントオフィス。

『origami SAI』はこのレーベルが主催する音楽イベントとしては約7年ぶりになるもので、しかもいま、勢いのあるアーティストが出演するとあって、前売りチケットはあっという間にソールドアウトしたのだとか。

その出演アーティストは、Lee『101』の特集記事でも登場したOvallKan Sanoをはじめ、Ovallのメンバーでもあるmabanua、Michael Kaneko、そして2019年3月にデビューしたばかりのNenashiという5組。

会場は東京・渋谷のCLUB QUATTROで、当日は開演の5分ほど前に入ったのですが、すでにホールから人があふれていて中に入ることさえ困難な状態。

ほぼ定刻どおりにスタートしたライブ、まず最初に登場したのは、この『origami SAI』が初のライブになるという新鋭・Nenashi。

ラッパー、プロデューサー、トラックメイカーなど、幾つもの顔を持つマルチアーティスト……という以外、素性はもちろん、素顔も明かされていないのですが、今回のライブでもステージにスクリーンが張られていて、アーティストの姿はスクリーン越しにぼんやりと映るだけ。うーん、やっぱりライブでもミステリアスな存在のままなのか……。

それでも、R&Bやソウルをベースに、エレクトロニカの要素を前面に押し出した楽曲と、スクリーンに映し出された幻想的な映像がシンクロしたステージは、なんとも心地よい。これからの活動にも期待がかかるアーティストですね。

2番目に登場したのはMichael Kaneko。

湘南生まれ、南カリフォルニア育ちのシンガーソングライター兼ギタリストで、2017年のデビュー前から数々のCMでその歌声を披露してきたアーティストです(ちなみにMCでは「origamiとの最初の仕事はJ-WAVEのジングル」という驚きのエピソードも)。

楽曲はいずれも西海岸の景色が浮かぶようなサウンドなのですが、驚いたのはその力強さ。EPで聴かれるようなまったりとした雰囲気はどこへやら。ソリッドなプレイでぐいぐいとオーディエンスを惹きつけていたのが、実に印象的でした。

次のmabanuaは、2018年にリリースされたアルバム『Blurred』のタイトルトラックからスタート。

mabanuaの持ち味でもあるエモーショナルなナンバーを中心に構成されていて、初めて彼の音楽に触れるオーディエンスのハートもガッチリと掴んでいたようです。

特に、手拍子のイントロで始まる”talkin’ to you”では会場のボルテージも最高潮に。わずか6曲のセットでしたが、昨年行われた『Blurred』のリリースツアーをさらにブラッシュアップさせた感のある、素晴らしいパフォーマンスでしたね。

続く4組目はKan Sano。

2019年5月にアルバム『Ghost Notes』をリリースし、それに伴うツアーも大好評のうちに幕を閉じただけに、この『origami SAI』ではKan Sanoを目当てに来た人も多かったのではないでしょうか。

ライブはアルバム『k is s』に収録されている”Magic!”でスタート。以前、Masteredのインタビューで「アルバムと違ってライブはすごく激しいので、ぜひ見てください!」と話していたのだが、まさにその言葉どおり。激しいアクションでキーボードを弾き、ときおりステージを縦横無尽に駆け回る。

しかも、演奏される楽曲はどれもアレンジが見事で、とにかく目が離せない内容だったのです。

ラストを飾ったのはOvall。

先に登場したmabanuaをはじめ、Shingo Suzuki、関口シンゴという、メンバーそれぞれがプロデューサーとしても活躍するバンドで、2009年の結成以来、アルバムもライブもその完成度の高さが評価を獲得しています。

当然、この『origami SAI』でも各メンバーの高い演奏技術や楽曲のクオリティが存分に楽しめる内容でした。

今年2月にリリースされた”Stargazer”で始まったステージは、”Take U To Somewhere”、”mistakes”といった人気のナンバーを挟んだセットで、それはもう圧巻の一言!

アンコールでは、origami PRODUCTIONSに所属するシンガーHiro-a-keyが登場。

出演アーティスト全員で、かつてorigami PRODUCTIONSが発行していたミュージック・アートブック『laidbook』に収録されていた”I Only Want You”を演奏し、和やかなムードのなかでイベントは終了しました。

そして今回の成功を受けて、2020年5月31日(日)には早くも第2回の『origami SAI』が東京・渋谷のO-EASTで開催されることも決定! 今回見逃した人は、ぜひ足を運んでみてください。

クオリティの高いステージの数々に、必ず満足するはずですよ。

origami SAI 2020 Tokyo

開催期間:2020年5月31日(日) OPEN 14:00 / START 15:00
開催場所:TSUTAYA O-EAST
料金:5,800円(早割)、6,600円(前売)
LINE TICKET
イープラス
チケットぴあ
ローチケ

出演:
Ovall
Kan Sano
Michael Kaneko
mabanua
Nenashi
関口シンゴ
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「Mastered」は、
2017年5月までEYESCREAM.JPだったサイトが生まれ変わった、
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