Photo:Marimo Ohyama
オープンの4月6日(土)に合わせ、国内外よりNIKE SBのライダーたちが集結。Shane O’Neill (シェーン・オニール)、Ishod Wair(アイショッド・ウェア)、Guy Mariano(ガイ・マリアーノ)といった有名プロスケーターと共に来日したのは、今最も注目されている日本人スケートボーダー、堀米雄斗です。取材陣にテレビ局や新聞社が多かったのも、現在ロサンゼルスを拠点にしているオリンピック選手候補の堀米くんをめがけてのようでした。
ただ、ごく一部をザワつかせたのは、Thrasher(スラッシャー)のTシャツを着ていたのに気づいたら鹿島アントラーズのユニフォームに着替えたIshod。これがアメリカのスケーターのギャグセンスかと思いました。
グローバルライダーたちの囲み取材にて、「このパークで1番好きなセクションは?」と聞いたところ、Shane、Ishod、Guyの3人は声を揃えて「そこのレールだね」とステア沿いのレールを指差しました。Guy曰く、「ストリートで滑ってるみたいな質感ですごくいいよ」とのことでした。レールトリックどころかプッシュもできないのでその質感が想像できなくて残念ですが、プロライダーも納得の施工はMBM PARKBUILDERSによるものです。
また、現在ロサンゼルスで彼らと一緒に滑っている堀米雄斗について聞かれると、Shaneは「めちゃくちゃシャイだけど最近自分のキャラを出すようになったね。すごく良いやつだよ。もちろんスケートも抜群に上手い」とコメント。
加えてこの施設についてGuyは、「東京にこういったスケートパークが増えることで、子供たちだけじゃなく親世代にもスケートボードが認知されていくことが大切だと思う。スケートボードは不良の遊びだ、みたいな価値観じゃなく、雄斗みたいなスーパースターになれるんだっていう夢を与えることだってできるからね」と話していました。彼のコメントに、このdojoの意義が集約されているような気がします。
囲み取材が終了した16時頃、いよいよお客さんを招き入れてイベントがスタート。このdojoの通称”師範”、高橋一慶の挨拶ののち、一般滑走が始まりました。小さな子供たちからスケートを嗜んできた某ファッション媒体の関係者まで、たくさんの人がオープンしたばかりのパーク内を滑ります。会場内には、ストリートブランドのデザイナーたちの姿もちらほら。
続いてNIKE SBのライダーたちによるデモがスタート。上記6名に加えて、池慧野巨、奥野健也、北詰隆平、本橋 瞭、戸倉万汰廊、森中一誠、右腕にギプスをしたままの戸倉大鳳らが参加し、満員の会場を湧かせていました。
デモの後にはサイン会とアフターパーティーが行われ、写真や握手を求めるファンたちで盛り上がっていました。
オリンピック開催や日本人スケーターの活躍は、スケートボードをしたことがない人からも注目される話題です。年齢性別も様々なスケーターたちだけでなく、スポーツ記者、ファション関係者も多く集まったこのオープニングイベントを皮切りに、Nike SB dojoでスケートボードの楽しさを実感する人が今後もたくさんいることでしょう。なんてったって無料ですから。
東京都品川区東品川2-1-1 E号棟
TEL:070-2825-9525
営業時間:15:00~22:00(平日)、12:00~22:00(土日祝)
入場無料(入場年齢制限なし、5才以上利用可能)
総面積:634.85㎡(ラウンジスペースを含む)
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