JINSのハイエンドな新コンセプトショップ「J of JINS」で眼鏡を作ってみた

by Atsushi Hasebe

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”普通”のアセテートフレームもこだわりっぷりが半端ない

アセテートシリーズ 38,000円 + 税(レンズ代別)

もちろん、ここまでマニアックなアイテムばかりでなく、もっと一般的なアセテートフレームもちゃんとあります。

ヴィンテージや天然木に心と目を奪われてよく見てなかった、そちらのモデルを手にとってみると、こちらはこちらで感心。フレームの仕上げが素晴らしいんです。

特に感心したのは、フレームのエッジが角張ってるところ。アセテートフレームのエッジは、丸く仕上げられがち。角を残して仕上げてあるのは珍しいのです。丸く滑らかに仕上げるか、角を残してスクエアに仕上げるか、これは良し悪しでなく、趣味なのだとは思うんですが、自分自身は、この角を残した仕上げが好み。

眼鏡マニア同士だと、このエッジの角張った仕上げがカッコいい……なんて話すんですが、世の中的にはマイノリティ。多くのアセテートフレームが丸く仕上げられているのです。この眼鏡の企画を担当したデザイナーに話を聞いたら、なんと、その角張った仕上げのためだけに、その仕上げ工程だけ、別の職人にお願いしているのだとか。こだわりっぷりスゴイじゃないですか~。

そんな偏愛的な部分だけでなく、こちらのコンセプトは”贅沢なかけごこちの追求”とあって、特許出願中のβチタンの新機構を採用して、一人ひとりに合わせた細やかな調整ができる構造も採用されていたりもします。一般的には、このシリーズの魅力はこちらかもしれません。

ちなみに、Jのオリジナルシリーズは、アセテートフレームだけでなく、メタルフレームやコンビ枠もラインナップされてます。こちらはこちらでこだわりっぷりが半端ないのだけど、そのこだわりっぷりのせいか、まだ生産が間に合わず、現状は予約のみ。実際にモノが販売されるのは11月くらいになるとのこと。