Photo:Kazuki Miyamae
今回は、世界中から注目されるヴァージルとのコラボレーションで誕生したコレクション『MARKERAD』が遂に正式リリースを迎えるということで、プレスプレビューに行ってきました。
会場となったのは、IKEA立川。JR立川駅からは徒歩10分ほど。
入り口には開始前から多くの報道陣が。注目度の高さを物語っております。
2階のレストラン脇に設けられた大型スクリーンと展示スペースには、11月より発売される新作メニューもズラリ。
今回のプレスプレビューでは、本コラボレーションが実現した経緯、発売までの両者の取り組み、アイテム説明など、ネット上には掲載がない、本邦初公開な情報が語られ、事前に下調べはしていたものの、実に興味深いものでした。
コラボレーションが実現した経緯に触れておくと、ヴァージルの世界観や、若い世代から絶大な人気を得るものづくりに惚れ込んだイケアのクリエイティブリーダーであるHenrik Most(ヘンリック・モスト)が、ミラノで毎年開催される世界最大規模の家具の祭典『Salone del Mobile.Milano(ミラノサローネ)』の際に直々に声をかけたことがきっかけだったそうです。
その後、すぐに意気投合した両者は、”ミレニアル世代の初めてのエキサイティングな一人暮らし”をテーマに掲げ、ターゲットのライフスタイル調査から始まり、デザインスケッチとプロトタイプを練り上げるべくディスカッションを重ね、スウェーデン、ニューヨークでライブストリーミングを用いたワークショップを実施したそうです。
以下は、アイディアを練っている段階でヴァージルが実際にスケッチしたもの。
そして、2018年12月のプレローンチイベント『STILL LOADING』、2019年5月のラグの先行販売を経て、正式リリースに至ったというわけです。
だれもが家をより快適な空間にできるよう、”品質”、”低価格”、”形”、”機能”、”サステナビティ”のすべてを考慮したデモグラフィックデザインが採用された全15種類のアイテムは、新生活をスタートするミレニアル世代の財布に優しい価格設定ながら、ユニークなデザイン性と実用性が両立。
イケアのレシートから着想を得たデザインや、室内と屋外の境界線を曖昧にする”WET GRASS”の文字がプリントされたラグは、昨年のプレローンチイベントから展開されているアイテムということもあって、期待を裏切らないその仕上がりに脱帽でした。
また、ドアストッパーが施されたチェア、ソファとしても使えるように低めに設定されたセミシングルサイズのデイベッド、アイコニックなブルーバックをベースに素材、デザインを一新したキャリーバッグ、赤いコードがアクセントのバックライト付きアートなど、思わず家が恋しくなるような遊び心の詰まったアイテムばかり。
限られたスペースに、限られた予算。でも、長い時間を過ごす自分だけの空間だからこそ、妥協はしたくないし、家具にはこだわりたい。そう思う人もきっと多いはず。長い準備期間を経て、待望のリリースを果たした本コレクションは、既にイケアの各店舗にて販売が実施されているので、お気に入りのアイテムを探しに足を運んでみては。
【お問い合わせ先】
イケア・ジャパン カスタマーサポートセンター
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