巷に溢れる「リストもの」では一切食指が動かないというワガママな僕らの為のリストを編集部員が、そしてゲストエディターが、自由気ままにパーソナルな視点で作り上げる『Personal Lists』。
梅雨明けも間近に迫り、本格的に夏の到来を感じる今週は、男心をがっちり掴んで離さないグルメブログを当サイトにて連載中である［BAL（バル）］のデザイナー、蒲谷健太郎氏をゲストエディターにお迎えし、「外呑みが気持ち良いメシ屋 5選」をお届け！
ビアガーデンも良いけれど、外呑みが気持ち良いのは、ビアガーデンだけではありませんよね。てな訳で、メシも最高、呑みも最高な、「外呑みが気持ち良いメシ屋」を、蒲谷さんならではの視点でセレクトしてもらいました。
1.たぬきや
南武線の稲田堤というマニアックな場所（失礼）にあり、しかもなんと多摩川の河川敷にあるという、知る人ぞ知るお店。居酒屋というよりは休憩所といった風情。ドラマのセットのようなレトロ具合がノスタルジックな気持ちにさせます。
川のほとりなので無条件な気持ちよさ。夏の多摩川の花火大会の日は大賑わい。
早い時間から行って席取りしてから呑むなんてのもおつですね。
焼き鳥、やきとん、もつ煮込み、おでんからお菓子まで。飲み物もビール、ハイボール、サワー系各種とメニューも豊富。
なんといっても焼きそばが真っ当なフツーの焼きそばで最高です。
【たぬきや】
神奈川県川崎市多摩区稲田堤
http://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140506/14014188/
2.アンテナアメリカ
横浜は関内のビアバー。1階のエレベーターホールが大理石調の不思議な雑居ビルの5階と6階。店内は土地柄か外国人が多く異国情緒が漂ってます。
ビールはかなりマニアックな品揃えで壁一面の冷蔵庫にぎっしり。カウンターでは10種類のクラフトビールのドラフトが。THE アメリカ～って感じのフードメニューもいい感じですね。フライドポテトやバッファローチキンウィング、ハンバーガーやホットドッグなども。
オススメは5階外のテラス席でフライドポテトなどをつまんで、その時のドラフトでハシゴ呑みの小休止に。
週末は朝11時から通し営業なのも嬉しい。
【アンテナアメリカ】
神奈川県横浜市中区吉田町5-4 第6吉田興産ビル 5F・6F
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14049720/
3.アヒルストア
代々木公園にあるワインバー。個人的に好んで飲んでいるヴァンナチュールと言われる化学肥料や農薬を使用しない伝統的なワインの製法で作られたワインを中心に扱うこちら。昨今そういったお店も増えてきたけど、こちらはその草分け的存在。
カウンター以外はスタンディングですが、外にテーブルがあり。土曜日15時からの昼営業が狙い目です。
グラスワインも数種類から選べて、どんな感じですか？と聞けば丁寧に説明してくれます。料理はどれを食べても美味しくて外れがなし。自家製のパンは外せない。
二軒目以降でワインだけ飲むのも良し。お店の前は夜は人通りもまばらで、車も少なくテラスが気持ちいい。
【アヒルストア】
東京都渋谷区富ヶ谷1-19-4
http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131810/13051357/
4.中華 大興
上野にある、「呑める中華屋さん」、大興。とにかく呑める中華屋さんってのは最高なんですが、暖い時期であれば外に席をだしているので外でも呑めます。
ランチでも提供している蒸鶏が激ウマです。蒸鶏というと冷たいのを想像しがちですがアツアツのネギ油ソースに胡椒たっぷり。こいつでレモンサワーや紹興酒をぐいっとやれば至福。
他メニューも豊富で中華から居酒屋メニューまで魅惑のラインナップ。
混雑時は少し提供に時間がかかるがご愛嬌。
【中華 大興】
東京都台東区上野6-2-14
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13036933/
5.秋元屋
野方のやきとんの銘店秋元屋。土日は16時にはほぼ満席。軒先が伸びた屋根の下はほぼ外。席数もかなりあるので混んでいてもすぐに座れます。
とにかくこのお店はバイブスがいい。威勢のいい焼き場のお兄さんも感じが良く、威圧的な感じがない（この手の店には怖い人多し）。ドアがない？ので外から入る風が気持ちいい。
明るい時間から呑める幸せを噛みしられるお店。
無論やきとんも美味い。オススメは味噌だれです。
【秋元屋】
東京都中野区野方5-28-3
http://tabelog.com/tokyo/A1321/A132104/13006667/
蒲谷健太郎
1999年創業の balanceweardesign を経て、都市環境に順応したトータルウェアとグラフィックの提案をコンセプトに、1990年代のミックスカルチャーにインスパイアされたリアルクローズを展開する。音楽とファッションの親密な繋がりをものづくりに反映したハイカジュアルなストリートウェアに定評あるbalのデザインを担当。