2月に入り、買い物に出掛ければそこはもう春物天国。花粉症の私にとって春の訪れほど恐ろしいものはありませんが、そろそろ春夏のコーディネートを考え始めている方も多いと思います。そこでこの春、新人編集部員K(女子)がオススメしたいのはズバリ、“街着エプロン”。
アウトドアシーンではもうお馴染みのスタイルですが、最近は街角でもジワジワと人気が出てきている様子。一歩間違えるとクッキングパパになってしまうので少しハードル高めですが、実はこれ、最強のレイヤードアイテム。いつもの装いにプラスするだけで小洒落て見える……可能性もあります。ということで今回は男性のエプロンフェチの私が、”街着”として使えるエプロンを集めてみました。この春はポケットにロマンを詰め込んで出掛けてみてはいかがでしょうか。
1.[Jones of Boerum Hill(ジョーンズオブボーラムヒル)]のWorkman Bib Apron
[STEVEN ALAN(スティーブンアラン)]のデザインチームにいたという経歴を持つディアドラ・ジョーンズにより2012年にスタート。ワークウェアに最適な品質と使い勝手を重視した米国産ファブリックのほか、日本産デニムや金具などを使用する“Made In NY”のエプロンブランドです。一見するとレザーにも見えるワックスキャンバスのこちらのエプロンは、18オンスのヘビーウェイト感がなんとも渋い逸品。一点一点丁寧にハンドメイドで仕上げられており、使い込むうちに味が出て、次第に愛着も湧いてくることでしょう。Tシャツに合わせるとどうしても職人感が出てしまうので、着丈の長い春物アウターの下なんかに着るのがいいですね。洗練された中にも男くささが漂う、大人のためのエプロンです。
now available at Jones of Boerum Hill
2.[suolo(スオーロ)]のGRIZZLY エプロン
日本のバッグブランド[suolo]によるハンターをイメージしたベスト風のエプロン。フルエプロンのわりに着丈を短く設定してあるので、アウターやワークシャツの下に着るととてもバランスが良さそうです。BarbourやSIERRA60/40に合わせて着られるエプロンを作りたかったというブランドのコンセプト通り、街着としても取り入れやすいエプロンの一つ。カラーはこの他にもブラック、ブルー、デニムがラインナップしていますが、気分は引き続きカーキ。よく見るとヘリンボーン生地なのもなんとも憎いですね。また今季は、昨日サマーコレクションをご紹介した[TROVE(トローヴ)]が同ブランドに別注を掛けたものも出ており、ZOZOTOWNにて予約受付中の模様。
now available at LIFETIME
3.[HAKUI(ハクイ)]のRT6901-1
[ZUCCa(ズッカ)]のデザイナー小野塚秋良が白洋社と共に立ち上げたユニフォームブランド。メンズ・レディースともに着られるエプロンがバリエーション豊かに揃いますが、その中で私がオススメするは、ワークウェアの象徴ともいえるヒッコリーデニムを使用したこちらのサロンエプロン。ビギナーでも「なんでエプロンしてるの?」と突っ込まれない、押し付けがましくなく、ちょうどいい塩梅のエプロンの一つです。ウェブサイトには、同じマテリアルを使ったベストと合わせた渋い着こなしも載っているので、気になった方はそちらもチェック。
now available at HAKUI
4.[PRISON BLUES(プリズンブルース)]の#515 WORKAPRON
デニム地のエプロンは色々なブランドからイケてるものが出ていますが、ここは少し変化球。1989年にアメリカ・オレゴン州でスタートした[PRISON BLUES]は、州の刑務所内に工場を構えたブランド。それもそのはず。実はこのブランド、囚人達の更生プログラムの一環として、ジーンズをはじめとする全てのアイテムがハンドメイド作られているというユニークな背景を持っているんです。また生産だけでなく、広報用モデルなども囚人達がこなしているのも面白い。某有名デニムブランドがアメリカの工場を閉鎖した今、正真正銘の“Made In USA”にこだわるなら絶対コレ。無骨な感じがなんとも男らしいエプロンです。
now available at Prison Blues
5.[STANDARD CALIFORNIA(スタンダードカリフォルニア)]のSD Work Apron
当サイトでもおなじみ[STANDARD CALIFORNIA]による、オリジナルのエプロン。キャンバスエプロンといえば[dressen(ドレッセン)]が人気ですが、こちらはワークディテールのポケットが洒落た逸品。ヴィンテージウェアとの相性はバツグンです。そしてボディーサイドと裾のスナップボタンを留めれば、手では持ち切れないちょっとしたものが入る作りも嬉しい。ガシガシ洗えてアウトドアにも向いているため汎用性が高く、気分によって使い分けを楽しむのもいいのではないでしょうか。ちなみに今シーズンはカモ柄の新作が4月頃に入荷するとか。気になる方はチェックしてみてください。
now available at AQUA REGIA & manana