巷に溢れる「リストもの」では一切食指が動かないというワガママな僕らの為のリストを編集部員が、そしてゲストエディターが、自由気ままにパーソナルな視点で作り上げる『Personal Lists』。
先日「童貞を殺す服」というネタがネット上で話題になっていましたね。
「童貞を殺せるかどうかは洋服では無く、中の女の子のスペックにかかっているのではないか」という真面目なツッコミはひとまず置いておきまして、面白い表現だなと個人的には思っていたのですが、最近色々とパロディネタも出て来ているようなので、このビッグウェーブに乗るしかない!!ということで今回のPersonal Listsでは、「洋服好きを殺すスニーカー」をご紹介。
好き嫌いはさておき、ファッション好きならば、とりあえず反応してしまう。そんな名作スニーカーたちを広大なインターネットの海の中から拾い上げてみました。
1.[NIKE(ナイキ)]のAIR JORDAN 1
数ある[NIKE]の名作の中でも、ちょっと別格の存在感を放つのがAIR JORDAN 1。1985年に初登場したAIR JORDANシリーズのファーストモデルであり、[NIKE]とマイケル・ジョーダンの関係性の象徴とも言えるAJ1は、発売から30年が経過した現在でも圧倒的な知名度と人気を誇ります。先日の復刻の際の大騒ぎも記憶に新しいところですね。とりあえず履いていれば話題になり、オリジナルなんて持っていた場合には羨望の眼差しを浴びること必至! 非常に高い殺傷能力を持った1足です。
2.[adidas(アディダス)]のCAMPUS 80s
BEASTIE BOYSも履いていたCAMPUS 80sは、昨今の機能的なスニーカーとは異なるオールドスクールな魅力がたっぷりと詰まったローテクスニーカーの代表格。スタンスミスやスーパースターには目もくれず、CAMPUS 80sだけをひたむきに愛するというキャンパス中毒者を世界中に生んでいる罪なヤツであります。
3.[New Balance(ニューバランス)]のM1300
“スニーカー界のロールスロイス”、あのラルフ・ローレンが「雲の上を歩いているようだ。」とその履き心地を絶賛したという触れ込みでお馴染みのM1300。復刻のたびに大きな話題となり、耳を澄まさずとも「欲しい!」、「今度こそは!」といった声がそこかしこから聞こえてきます。Nマークのいる、いらない論争も含めて、かなり殺傷能力は高め。完璧に無視を決め込むのは難しい1足です。
4.[Reebok(リーボック)]のINSTA PUMP FURY
最初は大して気にならなかったのに、デートを重ねる度に親近感が増し、「あれ?もしかしてこいつ可愛いんじゃね?」とズッパマリ。最終的には、そのちょっと特徴的な顏を見ないと安心しなくなっちゃう! というのが言うならばこのINSTA PUMP FURYというスニーカー。矢沢あい先生の大名作『ご近所物語』の主人公も履いていまして、ちょっと個性的な人が好みそうなイメージですが、一度追いかけはじめると止まりません。混ぜるな、キケン。
5.[Converse(コンバース)]のJACK PURCELL
最後はみんなのアイドル、JACK PURCELL。[Converse]の悪口は言われても、JACK PURCELLの悪口が言われることはそうそうありません。それくらいスタンダードで安心感のあるスニーカーということでしょう。一目見た瞬間に殺されるという感じではありませんが、日々履いていくうちに気付けば毒殺されています。Converse Addictという言葉に相応しい、偉大な名作。