— そんな下積み時代だったんですね。くっきー!さんは10代の頃はどんな子供だったんですか?
藤井:人気者だったんじゃないんですか?
くっきー!:一応そうすかね。分かんないですけど小中はくうちゃん、オモロい的な感じで、僕なりにそういう楽しい人生送ってたつもりです。高校生になったらバンド行っちゃったんでカッコつけてましたね。シド・ヴィシャスのネックチェーン付けたりして。
藤井:Rのやつ?(笑)
くっきー!:そうそう。当時はもっとガリガリやったんすよ。パンクでデブはアカン、やっぱ不健康にガリってる方が良いと思ってたんで。ただ天パやったのが辛くて。シドみたいに立たせたいやないですか? それをやりたくて1回伸ばしたとき、天パやから『ナイトライダー』のマイケルみたいになってもうて、これちょっとちゃうなって。それ以来ずっと短髪でした。
藤井:ロッシーさんも一緒にバンドをやられてたんですか?
くっきー!:ロッシーは別の高校のやつとバンドやっとったんですよ。ベースを。でも高校は一緒やったんで、「文化祭出よう」ってなったときにロッシーが余っちゃったんで、別でバンドつくったろかってなって、そこで一緒にやったって感じですね。まぁ、ロッシーは笑てまうくらい下手ですけどね。リズム感、マジで無いんすよ。
藤井:(笑)。
— (笑)。じゃあまた次のお題、お願いできますか。
藤井:次は”東京以外で住みたい場所”。
くっきー!:東京以外ねぇ。東京が1番良いな。大阪より全然良いです。滋賀県出身なんですけど、滋賀なんて絶対に戻りたくないです。何もないんで。実家帰ったときが1番暇ちゃいます? 正月とか。
藤井:僕、実家が東京なんでそんなに帰る感もないし、東京以外に住んだことがなくて。
くっきー!:出張とかもないですもんね?
藤井:ないですね。ロケもそんなに行かないから。
くっきー!:僕、ちゃんと会社に勤めたことないから分かんないですけど、藤井さん、言ったらスタジオと現場が主じゃないですか? それ以外って会社いて何してはるんですか?
藤井:編集が結構長いですね。あとは打ち合わせ。
くっきー!:そうか、編集か! それも何もない日にも会社行ったりするんですか?
藤井:ちょっとしたデスクワークみたいな、精算だ何だっていう細かい作業があったりするんで。
くっきー!:休みないですやん。
藤井:あんまりないですね。でもずっとふざけてるみたいな所はあるじゃないですか。
くっきー!:まあ、楽しいっちゃ楽しいですよね。いや、ほんまご苦労様です。
— くっきー!さんは”ここでオフ取ろう”って休まれる感じなんですか?
くっきー!:いやいや、ポッと空いたら休みって感じです。スケジュールも2週間分しかもろてないんですよ。だから予定も立てず、パッて空いたらスケボーを小脇に抱えて出かけたり。今はまだサラッピンですけど。
藤井:今年、夏休みは取れました?
くっきー!:取りました。ほんで家族と北海道に行きました。
藤井:娘さんって今おいくつですか?
くっきー!:上がもうすぐ中1です。体も丸みを帯びてきてかなわんですわ。
藤井:アハハ(笑)。
くっきー!:どんどん女性になってると言うかね。風呂も嫌がるし、ドラマ見てひゃ~ひゃ~言うてたりで一般のガキって感じですわ。思ってた娘じゃなかったなっていう。思いの外ちゃんとしてましたっていう。
— お風呂は何歳ぐらいまで入ってたんですか?
くっきー!:小3ぐらいまでは「入ろ! 入ろ!」いう感じだったんですよ。それが小4ぐらいで「うーん」てなってきて。で、僕、痔があるんですよ。ほんでイボ痔なんでたまに潰れて、僕パンイチで寝るんでケツ周りしゅんでる(染みてる)ときあるんですよ、痔汁が。そういうのがやっぱ嫌みたいですよ、子供からしたら。
藤井:そりゃそうでしょうね(笑)。
くっきー!:あんま家族にハマってない感じはありますね。テレビとかも、「あれ出てたね」とか「おもろかったね」とか、あんま子供から言われたことないです。どっちかって言うとKing & Princeに夢中っていう。そこと絡んだらすげーとは言われるから、King & Princeと番組やらしてもらいたいんですけど。