気になる「無地Tシャツ」を片っ端から徹底比較。『無地T MANIACS』 #28：IcebreakerのNature Dyed LS Pocket Crewe

by Nobuyuki Shigetake and Mastered編集部

2018.12.11

季節は変われど、通年を通して身に着けている僕らのスタンダードアイテム、無地Tシャツ。

この『無地T MANIACS』では”編集部が気になるブランドの無地Tを片っ端から徹底比較。マイスタンダードとなる究極の1枚を求めて大奔走！”というコンセプトのもと、マニアックさに磨きをかけて各社の無地Tシャツを比較していきます。

28回目となる今回は、Icebreaker（アイスブレーカー）のNature Dyed LS Pocket Creweをピックアップ。

#28：IcebreakerのNature Dyed LS Pocket Crewe

ニュージーランド産のメリノウールが持つ利点を活かしたIcebreakerは、”ソフトな肌触り”、”優れた通気性／湿度管理”、”温度調節”、”においがつきにくい”と、4つの要素で快適性を追求した、アウトドアウェアブランド界のパイオニア的存在。自然との共存、サスティナブルなものづくりを常に考え方の根底としており、自然素材によって”デザイン”されたカットソーは、高温多湿な東京の夏や、過酷な場面も少なくない山中でのアウトドアといった幅広いシーンで、着用者の身体に優しく寄り添ってくれます。

基本情報
ブランド：Icebreaker（アイスブレーカー）
アイテム名：IT11870 / Nature Dyed LS Pocket Crewe
素材：ウール87％（メリノウール）、ナイロン13％
サイズ：XS、S、M、L
カラー展開：薄、柿、松
価格：14,040円（税込）

深みのある色彩の秘密は”天然染料”

今回ピックアップした『Nature Dyed LS Pocket Crewe』は、同ブランドの定番アイテムで特に高い人気を誇る『Tech Lite LS Pocket Crewe』の機能性を維持しながら、東京・三宅島で自生するススキ、兵庫・農協で採集された柿の葉茶の一部、神奈川・箱根の山で剪定された葉や松ぼっくりをベースにした自然由来の染料で染めた、深みのある色合いが特徴のシリーズです。化学染料で染めたものと、天然染料で染めたものの一番の違いは”色素の数”。1色に見えるものでも、天然成分にはたくさんの色素が含まれているため、それらが乱反射することで人の目に優しく、美しく映るそうです。

■レコメンドポイント

使用されているメリノウールは、太さ17〜19ミクロンという世界最高品質のスーパーミクロファイバー。繊維がとても上質で、細くて柔らかく肌に優しいので、普通のウールのようなチクチク感がなく、着心地も抜群。また、肌面の水分を吸収する際の吸着熱と体温が、極細繊維のつくり出す多くのエアポケットにため込まれるため、寒い時期のベースレイヤーとしても大活躍。