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— あと、その頃、強烈に印象が残っているのは、JJJとFebbのアルバムリリースパーティとして行われた2014年8月の『LEGIT SUMMER』。あの時のFebbのライブはホント素晴らしかった。
JJJ:俺は自分のリリパなのに、アルバムが完成してなくて、ライブがやりたくなかったということもありつつ(笑)、あの時はみんな気合いが入ってて、CampanellaとToshi蝮も良かったんですけど、Febbのライブがホントすごかった。ライブ前にいなくなって、連絡が取れなくなっちゃったんですけど、10分前くらいに急に戻ってきて、ポケットに手を突っ込んでラップしてて、終わったらすぐ帰る、みたいな。
— その後のFebbは体調を崩して、入退院を繰り返して、投薬治療の影響で滑舌が悪くなってしまい、リハビリ期間ですよね。
JJJ:退院後、一番最初にやったのが、佐々木の”Turn”(2016年2月公開)のビデオ撮影ですね。「佐々木の新曲が出来て、そのビデオを撮るんだけど、来る?」って言ったら、「いいっすよ」って。曲を聴いて、「あいつのラップ、日本語が増えたな。いいな」って褒めてたし、ライブの時に”Turn”の佐々木のヴァースを全被せで歌ったりしてたよね?
Fujita:そうそう。佐々木のライブにも遊びに来ようとしてたし。
JJJ:でも、遊びに来させてもらってるのに、楽屋で寝る、みたいな。ただ、なんだかんだ、Febbは佐々木のことが好きだったから、ライヴは観たがってた。
Fujita:そういうのめっちゃあったね。
JJJ:この時期、レコーディングしたいって、うちに来たりもしてたんですけど、滑舌が悪くなってしまっていて、「それで録るの?」っていう状態のFebbを見て、俺も苦しかったし、それを誰にも言いたくなかった。
Fujita:早く制作を再開して、アーティストに戻りたいって、すごい言ってましたね。
JJJ:滑舌が良くなるように、割り箸を奥歯で噛んで発声する方法を教えたり、本人はものすごい頑張ってて、俺のアルバム『HIKARI』(2017年2月リリース)に入ってる”2024”のFebbのフックは、あいつが調子いい時に録ったんですよ。かと思えば、”Babe”にも実はFebbがラップしたヴァースがあるんですけど、それは滑舌が悪かったし、”ベイベー”っていう歌声がヒドすぎて(笑)、それは使わなかったです。