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— 『L.O.C.』は、Gradis NiceがFebbとまとまったコラボレーションを行った初めてのアルバムでした。現時点で振り返ってみて、あの作品はGradis Niceにとって、どんなことが実現出来たアルバムですか?
Gradis Nice:そうですね、『L.O.C』に関しては初めてのコラボアルバムだという事もあってお互いに探り合いながら作っていたと記憶しています。そしてニューヨークのストリートで聴こえてくる808の音を自分の得意分野でもあるソウルフルなスタイルに上手く融合させる事に成功したと感じています。
— 『L.O.C』完成後、最初にレコーディングした曲は? また、その後、新たな作品を目指して制作を続けるなかで、Febbとはどんなことを話していましたか?
Gradis Nice:あのアルバムの完成後に最初にレコーディングしたのは”done”です。そして会話をしていく中で次のアルバムは前作以上にメロディアスな要素を増やそうという事で話していました。そして今回に限らずに常に作品を作って発表していこうと話していました。
— 『L.O.C』はFebbのラップを活かすためにトラックは薄化粧で仕上げたということでしたが、今回はFebb不在のなか、ビートのチョイスや制作、その仕上げに関してはどんなことをイメージしましたか?
Gradis Nice:イメージとしては彼が持つグルーブ、そしてリリックに込められている感情が上手く引き立つようなイメージで仕上げていきました。
— 15歳の時に初めて出会って以来、Febbの揺るぎなく変わらない部分はどこだと思いますか?
Gradis Nice:変わらない部分は音楽をとても愛しているということ、そして、いつでもどこでも音楽をクリエイトするモチベーションを常にキープしていたアーティストだと思います。
— 長年の付き合い、音楽制作を通じて、Gradis Niceが触れたFebbという才能を言葉にするなら?
Gradis Nice:生粋の詩人。