定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #79:Stockholm Surfboard Clubの『Sune Pants』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として誕生した本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
第79回では、Stockholm Surfboard Club(ストックホルム サーフボード クラブ)の『Sune Pants』をピックアップします。

Photo:Kazuki Miyamae

Stockholm Surfboard Clubの『Sune Pants』

2021年2月、遂にここ日本での展開がスタートしたStockholm Surfboard Club。そんな同ブランドで早くも定番アイテムとして高い人気を博している『Sune Pants』をご紹介。

基本情報
ブランド:Stockholm Surfboard Club
アイテム名:Sune Pants
素材:ポリエステル100%
カラー展開:ホワイト
価格:38,000円(税込)

広大な自然を連想させる美しいホワイトを纏ったアウトドアラバー垂涎の1本

Manne Glad(マンネ・グラッド)が牽引するStockholm Surfboard Club。サーフボードやウェットスーツなどのハードなサーフグッズに劣らず高い評価を獲得している『Sune Pants』は、ブランドのルーツを感じさせる優れた速乾性を持つジャージのような質感が最大の特徴。美しい自然を彷彿させる、清涼感のあるホワイトカラーも注目したいところです。

■レコメンドポイント

こちらのパンツで見逃せないのが、膝下から裾にかけて緩やかに広がるスローバックブーツカットフィット。デニムなどによく見られるディティールをあえてこの素材で表現する、デザイナーのセンスが光ります。

ディテール&シルエットチェック

ヒップはこんな感じ。

フロント。

バック。

実際に着用してみた感想

サイズ48を着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「他に類を見ないデザインが好印象ですね。爽やかなカラーリングもこれからの時期にぴったりかと」

総評:星4★★★★☆

着心地:ライト ■■□□□ ヘビー
伸縮性の高いジャージのような素材が軽やかな着心地を実現。

シルエット:スリム ■■■□□ ルーズ
カジュアルな雰囲気の素材をブーツカットで表現した、唯一無二のシルエット。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■■□□ ラグジュアリー
この類のアイテムはなかなか探しても見つからないので、在庫があるうちに購入しておくのが吉。

【お問い合わせ先】
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TEL:03-6427-5901
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