定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #63:Standard Californiaの『SD T/C Frisco Work Pants』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として誕生した本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
第63回では、Standard California(スタンダード カリフォルニア)の『SD T/C Frisco Work Pants』をピックアップします。

Standard Californiaの『SD T/C Frisco Work Pants』

カリフォルニアの陽気と文化にインスパイアされ、ファッションというツールを通してその素晴らしさを発信するStandard California。厳選された古着、セレクトアイテム、ヴィンテージのエッセンスを注ぎ込んだベーシックなオリジナルウェアを展開し、それぞれのライフスタイルにすんなりと馴染む”スタンダード”を提案しています。今回は、そんな同ブランドの『SD T/C Frisco Work Pants』をピックアップ。

基本情報
ブランド:Standard California
アイテム名:SD T/C Frisco Work Pants
素材:ポリエステル65%、綿35%
サイズ:30、32、34、36
カラー展開:ネイビー、ブラウン、ベージュ
価格:18,480円(税込)

随所のディティールにこだわった”いま穿きたい”ワークパンツ

アメリカ発の某ワークウェアブランドのプロダクトをベースとしたフリスコ型の『SD T/C Frisco Work Pants』。ヒップ、ワタリにゆとりを持たせつつも、膝下から裾にかけてテーパードを効かせた美しいシルエットが特徴的です。L字ポケットやスナップボタンなど、オリジナルのディティールを随所に散りばめることで、いまの気分にもぴったりな1本に仕上げています。

■レコメンドポイント

ポリエステルと綿、それぞれの長所を兼ね備えたT/Cツイルをメイン素材に採用。優れた耐久性と汚れの落ちやすさが大きな魅力で、普段使いはもちろん、エクストリームスポーツなどのアクティブなシーンにも活躍必至です。

ディテール&シルエットチェック

ウエストにはスナップボタンを採用。

L字ポケットでアクセスもよりスムーズ。

裾にかけてテーパードを効かせた美しいシルエット。

サイズ32で、ウエスト83cm、ヒップ109cm、総丈97cm、股下70cm、もも周り68cm、裾周り37cm。

サイド。

バック。

実際に着用してみた感想

サイズ32を着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「ガシガシ穿くことができる安心感が嬉しいですね。ベーシックなアイテムながら、細部にまでこだわり抜かれたディティールも好印象です」

総評:星4★★★★☆

着心地:ライト ■■■■□ ヘビー
優れた耐久性を誇る、安心感のある穿き心地。

シルエット:スリム ■■■■□ ルーズ
ワイドテーパードシルエット。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■■□□ ラグジュアリー
オールシーズン着用可能です。持っておいて損は無し。

【お問い合わせ先】
STANDARD CALIFORNIA 
東京都渋谷区恵比寿西1-10-14-2F
TEL:03-3770-5733
https://www.standardcalifornia.com/