定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #50:RE-PURPOSEの『BIG CHINO PANTS』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として誕生した本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
第50回では、RE-PURPOSE(リパーパス)の『BIG CHINO PANTS』をピックアップします。

RE-PURPOSEの『BIG CHINO PANTS』

今回は、先日、ニュースとしても紹介したL’ÉCHOPPEのエクスクルーシブブランド・RE-PURPOSEの『BIG CHINO PANTS』をピックアップ。

基本情報
ブランド:RE-PURPOSE
アイテム名:BIG CHINO PANTS
素材:綿100%
サイズ:Free
カラー展開:ブラック、ベージュ
価格:38,000円 + 税

サイズ40インチ、フリーサイズのビッグチノパンツ

ウエスト40インチのワンサイズで展開される『BIG CHINO PANTS』。1950年代のUS ARMYのチノショーツをベースに、M41、M-43のディティールを随所に取り入れつつ、現代ファッションとして昇華させたRE-PURPOSEならではのこだわりが詰まった逸品です。

■レコメンドポイント

たっぷりとしたワイドシルエットが特徴的で、ウエストをぎゅっと絞って着用することを前提とした、固定概念にとらわれない斬新なデザインに仕上がっています。レングスも長めに設定されているので、ロールアップして着用するのがオススメ。

ディテール&シルエットチェック

ボタンフライのディティールを採用。

インタックが入り、裾に向かってややテーパードしています。

折り目のぎりぎりを縫われているので、センタープレスが半永久的に消えないのも嬉しいポイント。

フリーサイズで、ウエスト94cm、ヒップ128cm、股上26.5cm、股下86cm、裾幅24cm。

サイド。

バック。

実際に着用してみた感想

フリーサイズを着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「今までワイドなチノパンはたくさん穿いてきましたが、”サイズ40インチ、フリーサイズ”というのは初めてですね。独自の着眼点とクオリティ。圧巻です」

総評:星4★★★★☆

着心地:ライト ■■■■□ ヘビー
形が崩れない、安心感のある素材です。

シルエット:スリム ■■■■■ ルーズ
かなりワイドです。ウエストのシワをサイドに逃がすのがL’ECHOPPE流の着こなし。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■■■□ ラグジュアリー
L’ÉCHOPPEの渋谷店およびオンラインストアにて発売中なので、早速チェックしてみるべし。

【お問い合わせ先】
L’ÉCHOPPE 渋谷店
東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK SOUTH 2F
TEL:03-6712-5770
http://lechoppe.jp