定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #8:New Balanceの『WAIST TO TOE』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として誕生した本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
第8回では、New Balance(ニューバランス)のパンツコレクション『WAIST TO TOE』より『WTT104 WIDE TAPERED FIT』をピックアップします。

New Balanceの『WAIST TO TOE(WTT104 WIDE TAPERED FIT)』

ボストンに本社を置き、1906年にアーチサポートインソールの製造メーカーとして設立されたNew Balance。革新的なテクノロジーと都会に映える高いデザイン性を兼ね備えるアイテムを生み出し、アスリートのみならず世界中の人々に親しまれています。今回は、そんな同ブランドが提案するパンツコレクション『WAIST TO TOE』より、大人の余裕を感じさせる『WTT104 WIDE TAPERED FIT』をピックアップ。

基本情報
ブランド:New Balance
アイテム名:WTT104 WIDE TAPERED FIT
素材:ナイロン88%、ポリウレタン12%
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー展開:ブラック、ネイビー、オリーブ
価格:12,900円 + 税

New Balanceから生まれた、New Balanceのためのパンツ

”腰からつま先まで”というコレクション名通り、New Balanceのシューズとベストバランスな丈感に仕上げた『WAIST TO TOE』。ストレート、スキニー、スリムテーパード、ワイドテーパード、ワイドの全5モデルをラインナップしていて、スタイルに応じてシルエットをチョイスすることができます。パンツとシューズ、それぞれの魅力を最大限に引き出し合う、すべてのNew Balanceラヴァーに向けた1本です。

■レコメンドポイント

素材には、抜群の伸縮性をもつ360°ストレッチ素材を採用。長時間の着用でも一切ストレスを感じない軽やかな穿き心地が特徴的です。さらに、素材自体に撥水加工が施されているので、急な悪天候や梅雨の時期でも常にドライな状態をキープしてくれるのも注目すべきポイントです。

ディテール & シルエットチェック

タック入りのウエスト。

ウェストをアジャストするシューレース。

ポケットにはコンシールファスナーを採用。

ブランドを象徴するロゴもしっかりとON。

Mサイズで、ウエスト88cm、股上29cm、股下61cm、ワタリ37cm。

サイド。

バック。

重厚な佇まいの『M1500』シリーズで合わせるのがオススメ。

実際に着用してみた感想

Mサイズを着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「驚異のストレッチ性ですね。軽く、ドライな肌触りもすごく好印象。結構スポーティかなと思ったのですが、穿いてみるとシルエットも綺麗でタックも入っているので、幅広いスタイリングに馴染んでくれそうです」

総評:星4★★★★☆

着心地:ライト ■□□□□ ヘビー
まるで穿いてないような軽やかさ。

シルエット:スリム ■■■□□ ルーズ
腰回りはゆったり。なのに、ルーズな印象は一切なし。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■■■□ ラグジュアリー
手の出しやすい価格設定です。

【お問い合わせ先】
New Balance Japan
TEL:0120-85-0997
https://shop.newbalance.jp/