定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #1:Levi’s®の『501® ’93』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として新たにスタートする本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
栄えある第1回では、Levi’s®(リーバイス®︎)の『501® '93』をピックアップします。

Levi’s®の『501® ’93』

言わずと知れた不朽の名作、Levi’s®の『501®』。ブランド設立から1992年まではアメリカ、ヨーロッパでそれぞれのスタイルが存在していましたが、1993年にこの2つのスタイルが統合し、全世界共通の1本としてアップデートを遂げ、今日に至っています。今回ピックアップしたのは、そんな同ブランドのアイコンモデルに現代的な解釈を加えた『501® ’93』。

基本情報
ブランド:Levi’s®
アイテム名:501®
素材:綿99%、ポリウレタン1%
サイズ:26、27、28、29、30、31、32、33、34、36
カラー展開:ヘザーリンス、シスルサブル、バジルフラット、レーズンストーン
価格:12,000円 + 税

2つのモデルの”いいところ”を融合した珠玉の1本

バックライズが深いアメリカモデル、1947年の洗練されたシルエットにインスパイアされたヨーロッパモデル。この2モデルを絶妙なバランスで融合することで、現代の『501®』に比べて腰回りや腿回りにゆとりがあり、テーパードのないストレートシルエットに仕上げているのが『501® ’93』の特徴です。また、バックポケットのサイズ、ポジショニングが見直されているのも注目すべきポイント。

■レコメンドポイント

パンツを選ぶときに妥協できない要素のひとつが”穿き心地”。従来の『501®』は綿100%であるのに対し、『501® ’93』ではストレッチ素材を採用。アクティブなシーンでの着用も可能なので、スケートボードやバイクといったアーバンスポーツにももってこいの仕上がりです。

ディテール & シルエットチェック

象徴的なレザーパッチとピスネーム。

当時と変わらないボタンフライのディティール。

リベットとコインポケット。

ややケミカルがかった90’sライクなカラーリング。

36インチで、ウエスト98cm、ヒップ120cm、渡り幅35cm、裾幅22cm。

サイド。

バック。

実際に着用してみた感想

36インチを着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「とにかく穿き心地がいいですね。その上、クラシカルなディティールが随所に散りばめられているので、現代の『501®』とは違った雰囲気を楽しむことができるのも嬉しいです。自分の場合は、1サイズアップして少しルーズに履いていますが、ジャストサイズで穿いた時のシルエットも気になりますね」

総評:星4★★★★☆

着心地:ライト■■■■□ ヘビー
シルエットが綺麗に出る、程よいヘビーさ。

シルエット:スリム ■■■□□ ルーズ
太すぎず細すぎない、合わせるアイテムを選ばない絶妙なストレートシルエット。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■□□□ ラグジュアリー
こだわりが詰まったディティールながら、お財布に優しい値段設定が魅力的。

【お問い合わせ先】
LEVI STRAUSS JAPAN K.K.
TEL:0120-099-501
levi.jp

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