定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #13:GrassNoteの『Short Pants』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として誕生した本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
第13回では、GrassNote(グラスノート)の『Short Pants』をピックアップします。

GrassNoteの『Short Pants』

2018年春夏シーズンより、待望のメンズラインがスタートしたGrassNote。アウトドアブランド、スポーツブランドのデザイナーを務めた経験をもつ皆川武司がデザインを監修し、実用的な機能素材を使用したカジュアルウェアを展開しています。そんな同ブランドから今回ピックアップしたのは、デザイナーのこだわりが随所に散りばめられた『Short Pants』。

基本情報
ブランド:GrassNote
アイテム名:Short Pants
素材:綿69%、ナイロン27%、ポリウレタン4%
サイズ:38、40
カラー展開:ブラック、カーキ
価格:23,000円 + 税

機能性とデザイン性を両立した現代的なショーツ

実用性の高いこだわりのギミックを細部に散りばめた『Short Pants』。高い耐久性と撥水性を併せ持つコーデュラ素材を採用しているので、街での着用はもちろん、アクティブシーンやアウトドアシーンなど幅広く活躍すること間違いなしです。スポーティな要素を残しつつ、どこかモードな雰囲気が漂うアーバンなルックスにも注目したいところ。

■レコメンドポイント

現役アスリートからのフィードバックをもとに試行錯誤を重ねたパターン、カッティングからは、極上の履きやすさ、動きやすさが提供されます。すべての工程をMade in Japanにこだわることで実現した、高いクオリティも大きな魅力のひとつ。

ディテール & シルエットチェック

着脱がしやすいスナップボタン。

ワンタック入りのウエスト。

メッシュのユーティリティポケット。

キーチェーンホルダー。

サイズ40で、ウエスト84cm、股上26.5cm、股下29.5cm、わたり38cm、裾幅30cm。

サイド。

バック。

実際に着用してみた感想

サイズ40を着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「夏はどうしてもシンプルなコーディネートになりがちなので、アクセントになるアイテムはかなり重宝しますね。大容量のポケットもたくさん配置されているので、この収納力もかなり嬉しいポイントです」

総評:星3★★★☆☆

着心地:ライト ■■■■□ ヘビー
耐久性にも優れる安心の素材感。

シルエット:スリム ■■■□□ ルーズ
程よいバランスのシルエットなので使いやすさも抜群。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■■■□ ラグジュアリー
こだわり抜いた結果のお値段。是非1度お試しあれ。

【お問い合わせ先】
LIGNESPRING SHOWROOM
TEL:03-6337-5253
http://www.grass-note.com/