定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #16:e.senの『thomas』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として誕生した本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
第16回では、e.sen(イーセン)の『thomas』をピックアップします。

e.senの『thomas』

2019年秋冬シーズンに始動した、10匣(テンボックス)のMr.Piguが手掛けるパンツ専門ブランド、e.sen。”ジェンダーレスで履けるちょうどいいパンツブランド”をコンセプトに掲げ、デザイナー自身が本当に穿きたいと思う”いい線”いってるパンツを製作しています。今回は、そんな同ブランドを代表する人気モデル『thomas』をピックアップ。

基本情報
ブランド:e.sen
アイテム名:thomas
素材:綿100%
サイズ:1、2、3
カラー展開:オフホワイト、ブラック、レッド
価格:23,100円 + 税

穿き込むほどエイジングが楽しめる1本

昨シーズン同様、複数のファブリックを用いて展開される『thomas』。ヴィンテージライクなジンバブエコットンのムラ糸を経糸、緯糸ともに使用した本作は、穿き込むほどに表情の変化を楽しむことができます。日本最大のデニム生産地である備中備後地域で染色、織、整理加工まで行われているのもポイント。

■レコメンドポイント

素材には、アフリカの大自然の恵みを受けて育ったジンバブエコットンを使用。ハイクオリティーな綿花として名高く、軽量かつ柔らかな肌触り、汗を十分に吸収し排出する特性が大きな魅力です。従来のデニムの”重くて固い”といった印象を覆す、ストレスフリーな穿き心地を提供してくれます。

ディテール & シルエットチェック

オフホワイトの素材と同系色のウエストボタンを採用。

あると嬉しいコインポケット。

やや太めのステッチ幅。

ブランドネームが配されたドローコード。

サイズ2で、ウエスト86cm、股上37cm、股下70cm、ワタリ35cm、裾幅22cm。

サイド。

バック。

実際に着用してみた感想

サイズ2を着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「たっぷりとしたシルエットやリラックスした穿き心地が印象的ですね。そのうえ、2万円代前半でゲットできるのも嬉しいポイント。サラッとした肌触りなので、これからの時期に大いに活躍してくれそうです」

総評:星4★★★★☆

着心地:ライト ■■■□□ ヘビー
ジンバブエコットン特有の穿き心地を体感してみてください。

シルエット:スリム ■■■■□ ルーズ
リラックスした雰囲気が漂うシルエットが◎。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■□□□ ラグジュアリー
夏を快適に過ごすために、是非ワードローブに追加しましょう。

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