定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #72:Diaspora skateboardsの『Corduroy Trousers』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として誕生した本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
第72回では、Diaspora skateboards(ディアスポラ スケートボード)の『Corduroy Trousers』をピックアップします。

Photo:Kazuki Miyamae

Diaspora skateboardsの『Corduroy Trousers』

Diaspora skateboardsの『Corduroy Trousers』をピックアップ。

基本情報
ブランド:Diaspora skateboards
アイテム名:Corduroy Trousers
素材:コットン100%
サイズ:M、L、XL
カラー展開:ブラック、ターコイズ、ブラウン、タン
価格:22,000円(税込)

ブランドの定番モデルをコーデュロイ素材でアップデートした、Made in Japanのアクティブトラウザーズ

コンパクト糸を高密度に織り上げたコーデュロイ素材を使用した『Corduroy Trousers』。同ブランドでも高い人気を誇るワイドシルエット、タック、センタープリーツを継承しつつ、肌にも優しいソフトな風合いに仕上げています。左のサイドポケットにはコインポケットとキークリップを搭載するなど、エクストリームスポーツをこよなく愛する同ブランドならではのディティールワークも注目したいところですね。

■レコメンドポイント

毎シーズンアップデートを重ねて進化しているトラウザーズですが、2021年秋冬シーズンはタフな素材感ながら適度な光沢が美しいコーデュロイをメインファブリックに採用。セットアップとして着用可能なジャケットもリリースされているので、詳細はオンラインストアにてチェック!

ディテール&シルエットチェック

ウエストゴムとコードで穿き心地も抜群です。

左のサイドポケットにはコインポケットとキークリップを装備。

汎用性の高いカラーバリエーションもポイント。

Lサイズで、ウエスト73~100cm、股上31.7㎝、股下70cm、ワタリ幅36.5cm、裾幅22cm。

サイド。

バック。

実際に着用してみた感想

Lサイズを着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「ワイドシルエットなのに上品さがある、絶妙なバランス感が好印象ですね。早速ワードローブに加えたいと思います」

総評:星4★★★★☆

着心地:ライト ■■■■□ ヘビー
しっかりとした素材感ですが、肌触りはかなりソフトで気持ち良い。

シルエット:スリム ■■■■□ ルーズ
ゆったりと穿けるワイドシルエットですが、タックとセンタープリーツが無骨さを見事に払拭しています。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■□□□ ラグジュアリー
かなり手に取りやすい価格設定。まとめ買いがオススメ。

【お問い合わせ先】
Diaspora skateboards
https://diasporaskateboards-shop.com/