定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #45:Championの『REVERSE WEAVE SWEATPANTS』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として誕生した本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
第45回では、Champion(チャンピオン)の『REVERSE WEAVE SWEATPANTS』をピックアップします。

Championの『REVERSE WEAVE SWEATPANTS』

1919年、ニューヨークでニット製品の製造・販売事業としてそのキャリアをスタートさせたChampion。以降、長きに渡り品質にこだわり、より良いものづくりに挑戦し続け、機能的なデザイン、耐久性、素材、縫製といったディティールにこだわるクラフトマンシップは現在も受け継がれ、多くのファンを魅了しています。今回は、同ブランドのマスターピースとも言える『REVERSE WEAVE SWEATPANTS』をピックアップ。

基本情報
ブランド:Champion
アイテム名:REVERSE WEAVE SWEATPANTS
素材:綿90%、ポリエステル10%
サイズ:S、M、L、XL
カラー展開:オックスフォードグレー、ブラック、ネイビー、オートミール
価格:15,000円 + 税

”KING OF SWEAT”が送り出すブランド最高峰の1本

Championが”KING OF SWEAT”と呼ばれる契機となったリバースウィーブ製法を用いた『REVERSE WEAVE SWEATPANTS』。肉厚でざっくりとした風合いと、ドライな肌触りが特徴的で、1970年代モデルを象徴する”赤単タグ”も施されています。

■レコメンドポイント

糸や生地、縫製など、全てにおいて”Made in USA”にこだわった製造背景が大きな魅力のひとつ。当時から継承されるそのデザインは、年代や性別を問わず、世界中の人々から愛されています。

ディテール&シルエットチェック

象徴的な”赤単タグ”。

もちろん、リバースウィーブタグも。

リブが施された裾も良い感じです。

裏起毛なので冬の時期でも活躍必至です。

Lサイズで、ウエスト84〜94cm、股上31cm、股下82.5cm、ワタリ幅31.5cm、裾幅15.5cm。

サイド。

バック。

実際に着用してみた感想

Lサイズを着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「Championのこのアイテムは何本か持っていますが、かなり穿いています。タフな素材感なのに窮屈感もなく、今の時期でもかなり暖かいです。いずれもベーシックなカラーリングなので使いやすくて重宝しますね」

総評:星4★★★★☆

着心地:ライト ■■■■□ ヘビー
タフで安心感のある穿き心地。

シルエット:スリム ■■■■□ ルーズ
リラックス感のある絶妙なシルエット。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■■□□ ラグジュアリー
一度穿いたら病みつきになります。

【お問い合わせ先】
Hanesbrands Japan Inc. Customer Center
TEL:0120-456-042
https://www.hanesbrandsinc.jp/champion/c/c20/